ネットショップの業務は本当に盛沢山ですね。
商品を仕入れて、注文が入り、梱包や発送などをして売上が計上されるまでの作業は非常に多岐にわたります。
さらに複数店舗を運営するとなると、ますます作業が増えていくことに。
しかし、Amazonの規約がいきなり改定されるなど、一つのプラットフォームに依存することに不安を覚える方は多いでしょう。
Amazon、ヤフオク、楽天市場などの複数店舗を運営し、リスク分散することは今や常識となりました。
そこで問題になるのが、ネットショップの煩雑な業務です
出荷や梱包、在庫管理などの作業に追われて、最も大切な店舗運営がおろそかになってはいませんか?
シッピーノはそんなショップの出荷業務を完全に自動化できるシステムで、2018年現在、600社以上が加入しています。
今回の記事では、
- シッピーノは一体どんなサービスなのか
- 完全自動化の詳しい内容は?
- シッピーノを使った人の評価はどうなのか
- 導入方法は?
- 仕様と料金は?
これらについて詳しく解説します。
毎日の発送作業に追われているネットショップの方々の参考になれば幸いです。
2016年にサービスが開始されたシッピーノですが、その後新たに加わった機能もたくさんあります。
シッピーノについてすでに知っているという方も、初耳な情報があるかも知れませんよ。
シッピーノとは
※引用 https://www.shippinno.net/
シッピーノはAmazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのモールシステムに対応し、FBAやロジザードZERO、LogiMoProと連携して24時間体制で受注から出荷までを自動で処理するWEBサービスです。
シッピーノの機能
※引用 https://www.shippinno.net/
シッピーノは上の図のように注文情報を取得したら配送情報を登録し、出店している各店舗の在庫数を同期。
さらに契約の物流サービスに出荷指示を出し、荷物番号等の配送情報を取得します。
受注から後のメール配信や、梱包・出荷等の作業をシッピーノに任せることができれば、ショップは売上を上げるための戦略を練ることに集中できますね。
ではシッピーノが実際にどういう作業を行うのか、その機能を細かくみていきましょう。
1.メール自動送信
楽天やYahoo!ショッピングなどの店舗に注文が入ると、シッピーノが自動で注文情報を取得し、サンクスメールを送信。
入金確認が必要な場合も入金があった時点でシッピーノが自動で入金確認メールを送信します。
また、出荷時にはFBAマルチチャネルサービスなどの物流サービスから荷物番号や配達予定日などの情報を取得し、出荷完了メールを送信します。
2.在庫数の同期
例えば楽天市場店で注文が入ると、同時展開している他の店舗にもその情報が同期されるため、「在庫が無くなったのに他の店舗で注文が入ってしまった」などというミスが無くなります。
最後の一個まで安心して売り切ることができ、コストダウンにもつながりますね。
3.24時間365日稼働
お盆やお正月、ゴールデンウィークの長期休暇後は、何百件もたまった注文商品の梱包や出荷作業を必死で行う。
といったショップも多いようですね。
シッピーノを利用すると1日24時間、365日稼働しているので、そういった苦労が一切なくなります。
長期休暇前によく見かける、「12月〇日~1月〇日までのご注文は1月〇日以降に順次行います」などといった文言をトップページに入れる必要もありません。
「365日毎日出荷しています!」と書かれているだけで、サイトを訪れた人は大きな安心感を持つのではないでしょうか。
4.配送スピードは最短10分!
受注から配送までは最短で10分という速さ。
しかし、場合によっては出荷後にに購入者が注文後にキャンセルを入れたため、トラブルになるケースもあります。
シッピーノはそういうことがないよう、受注後の出荷のタイミングをショップ側が任意に設定できるように改善しました。
ただ出荷が速いというだけでなく、ショップによって柔軟に対応できるシッピーノの機能はすばらしいですね。
5.ギフトラッピングに対応
FBAマルチチャネルでは対応していませんが、ロジザードZEROやLogiMoProならギフトラッピングも可能。
また、天地無用の梱包も受けることもできます。
細かい対応の積み重ねが、注文を取り逃さないための大切な条件。
わかってはいても、ギフトラッピングはとても手間がかかるので自社ではなかなか難しいものですが、シッピーノを使うことで可能になります。
シッピーノの特徴
ネットショップ運営を支援するサービスは他にもいろいろあります。
ここではシッピーノならではの特徴について解説します。
1.出荷に関しては何もする必要がなくなる
シッピーノのサービスは出荷業務の効率化ではなくあくまでも自動化なので、受注から先に関しては、万一のトラブル時以外はショップはノータッチになります。
チェックのために管理画面を開く必要すらありません。
完全自動化で、ショップの業務からは出荷作業が消えてなくなるイメージです。
2.シッピーノを開けば全ショップの受注内容が閲覧可能
シッピーノの管理画面を開けば、運営している全ショップの受注内容が閲覧可能になりました。
この機能は、最新のバージョンで追加された機能です。
注文処理するために、楽天やヤフーショッピングの受注管理画面を開くのは大変なストレスです。
自動出荷の対象にしている商品だけではなく、自社発送の商品もシッピーノから確認できるようになったのはとても画期的ですね。
3.多数の物流サービスと提携
シッピーノが提携している物流サービスは、2016年のシッピーノ開始時点では「FBAマルチチャネルサービス」のみでしたが、2018年現在では、
- FBAマルチチャネルサービス
- ロジザードZERO
- LogiMoPro
- CSVを利用しているすべての倉庫
と、国内一の連携数になっています。
FBA以外の倉庫と連携することで、FBAではできなかった冷蔵・冷凍商品の出荷、ギフトラッピング、天地無用の対応などが可能となりました。
4.電話サポートが充実
シッピーノでは電話でのサポートが充実しています。
これはシッピーノの導入後だけではなく、導入前から一貫して電話サポートが充実しています。
すぐに答えが欲しい場合、メールだといつ返事がもらえるのか不安になることがありますね。
そういう時はやはり電話でのリアルタイムな対応は安心できます。
チャットでの質問も可能なので、即答えが欲しいけれど電話では話しにくい環境の場合は助かります。
シッピーノの評判
シッピーノ導入後の感想はネットに多数あります。
一例を出してみると、
- 月間1万件の出荷をシッピーノによって完全自動化。FBAマルチチャネルを使うことで、2人体勢で回している。
- 数人で月間約4,000件を出荷している。人件費を増やすことなく、売上は増大。
- 中国輸入からOEMを展開し、Amazonとヤフーショッピングで効率的に販売して売上をアップすることに成功。
- 出荷業務にかなりの時間を費やしていたが、シッピーノを利用することで事業戦略に力を注げるようになった。
まだまだありますが、これらに共通していることは、「出荷業務に宛てていた時間やコストを店舗運営に回すことができるようになった」という点ですね。
シッピーノのサービスは、ネットショップを成長させていく上でかかせないものとなっているようです。
導入方法
導入は3ステップです。
- 申し込み : 所定の用紙に記入して発送
- 設定 : RMS設定、API取得等
- 商品登録 : 出荷を自動化したい商品をシッピーノの管理画面で登録
導入作業を行う上で不明な点は全て電話サポートがつくので安心です。
導入は最短1日で完了となります。
仕様と料金
次にシッピーノの仕様と料金について説明します。
シッピーノの仕様と料金は自動出荷をするモールと利用したい倉庫の組み合わせによって違ってくるため、「楽天市場で販売する商品をFBAマルチチャネルで自動出荷したい場合」を想定して解説します。
シッピーノの仕様
自動出荷による作業の流れは上の図のようになります。
楽天市場から10分おきに取得した注文情報がFBA倉庫に送られ、10分後には購入者に宛てて出荷されるイメージです。
もちろん、楽天の「あす楽」や「ポイント、クーポン」に対応し、決済なども楽天で使えるものは全てそのまま使える仕様です。
ショップは出荷に関しては一切ノータッチとなります。
シッピーノの料金
楽天市場で販売する商品をFBAマルチチャネルを使って自動出荷した場合の料金が下の表です。
※引用 https://www.shippinno.net/
「ひと月当たりの出荷件数によって定められた費用」と「登録商品の数別に定められた費用」の合計額が月々の料金になります。
その他に保守費用や更新料などは一切かからないとのことなので安心です。
今現在の注文数や登録商品数からだいたいの料金が算出できるのではないでしょうか。
シッピーノは最初の1か月は無料、しかも2か月間使って効果が感じられなかった場合は全額返金されるとのこと。
ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
出荷業務は売上に直接かかわらないとはいえ、非常に大切な部分。
特にリピーターを意識した販売では、求められる商品が最高のコンディションで購入者に届くことは最低限の条件です。
ショップにとって大切な柱は2本あります。
その1本目がショップ運営、あとの1本が受注から配送までの作業でしょう。
売上が上がれば上がるほど出荷作業に要する時間とコストは増え、また、ミスも出てきます。
売上が伸びてきたら人員を増やすよりも自動化できる部分は自動化するのが賢い選択だと言えますね。
ふじもんのブログ、せどり工房では他のツールも多数紹介していますので是非ご覧下さい。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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