Amazonで商品を出品する場合、
Amazonの規約で定められた商品名のルールに従う必要があります。
Amazonの商品名は文字数や禁止ワードなど、
Amazonの規約で細かく定められています。
Amazonが定めた商品名のルールを守らなかった場合には、
アカウント停止や出品停止になってしまう恐れがあります。
また、検索結果で上位表示されない場合もあります。
この記事では、Amazonでの商品名の基本ルールと規約違反、
禁止ワード、売れやすい商品名の付け方などについて詳しく紹介します。
Amazon商品名のルール・基本構成とは?
引用元:https://www.amazon.co.jp/dp/B07JG8NN8R/
Amazonの商品名は規約によって基本的な構成が定められています。
商品名は以下の5つの項目で構成されている必要があります。
- メーカー名
- ブランド名
- 商品名
- 仕様
- 型番
メーカー名、ブランド名は商品名の先頭に記載する決まりとなっています。
もし、メーカー名、ブランド名を商品名の先頭に記載しなかった場合、
Amazonの検索エンジンでは上位表示されにくい仕様となっています。
Amazonの規約を守って商品名を構成すれば、
検索結果で上位表示される可能性も高くなります。
Amazonでルールに沿った商品名を記載することは、
健全にアカウントを運営するだけでなく、
売上アップに関わるSEO的にも非常に重要だと言えるでしょう。
Amazon商品名の基本ルールは?
引用元:https://bngpartners.co.jp/blog_jiro/?p=678
Amazonの商品名は前の項で説明した「基本構成」を踏まえた上で、
以下のルールを守って記載する必要があります。
- 商品の正式名称を記載する
- 文字数制限を守る
- 半角英数字を使用する
- ハイフン・スペースは半角を使用する
- 分量・数量を記載する
- 商品の仕入先と状態を記載する
- まとめ売りに関して記載する
- 購入可能期間を記載する
- 商品名の登録後は原則として変更不可
Amazon商品名のルール・商品の正式名称を記載する
Amazonでは、購入者の誤解を避けるため、略称ではなく、
商品の正式名称を記載することが規約で定められています。
商品の正式名称には、メーカー名、ブランド名が含まれるのはもちろん、
商品の型番、バージョン名を正確に記載する必要があります。
また、ブランド名やメーカー名などの各項目は、
「半角スペース」を使用して区切る必要があります。
良い例:NINTENDO SWITCH LITE ブルー
悪い例:NINTENDO SWITCH LITE ブルー
Amazon商品名のルール・文字数制限を守る
Amazonでは、特定のカテゴリーを除き、
商品名の文字数は全角50文字以内と定められています。
ただし、ファッション関連など、以下のカテゴリーに関しては、
文字数制限が全角65文字以内に定められています。
- ファッション(小物)
- 靴
- バッグ
- 時計
- ジュエリー
また、商品と無関係のキーワードを使用するなど、
無意味に文字数を増やすことも禁じられています。
Amazon商品名のルール・ハイフン、スペースは半角を使用する
Amazonの商品名には「半角ルール」が厳しく定められています。
アルファベットや数字、ハイフンに関しては必ず半角を使用する必要があります。
ただし、カタカナの商品名に「伸ばし棒」が付く場合、
例えば、「ブルー」、「イエロー」などの場合は、
ハイフンとは異なるため、全角を使用しても問題ありません。
Amazon商品名のルール・分量・数量を記載する
Amazonの商品名には、必ず分量と数量を記載する必要があります。
分量とは、商品の内容量のことです。
例として以下があります。
- 化粧水 100ml
- ハンドクリーム 100g
- 350mlペットボトル5本セット
- 100g入り5個セット
Amazon商品名のルール・商品の仕入先・状態を記載する
Amazonに出品する商品の種別によっては、
商品名に仕入先や商品の状態を記載する必要があります。
例として、「正規輸入品」や「並行輸入品」などが挙げられます。
下の画像では、同じ商品の場合でも「並行輸入品」、
「国内正規代理店品」が混在して出品されていることが分かります。
引用元:https://www.amazon.co.jp/
Amazon商品名のルール・まとめ売りに関して記載する
Amazonで「まとめ売り」の商品を出品する場合、
商品名にまとめ売りに関する説明を記載する必要があります。
例として、「5個セット」や「500mlペットボトル 10本セット」などです。
まとめ売りに関する商品名では、セットの内容を正確に記載する必要があります。
まとめ売りの商品名と実際に出品されている商品の内容が異なる場合、
出品停止などペナルティを課される可能性があるため十分な注意が必要です。
Amazon商品名のルール・購入可能期間を記載する
Amazonで「期間限定」の商品を出品する場合、
商品名に購入可能期間を記載する必要があります。
購入可能期間は商品名の一番最初に記載するのが良いとされています。
例として、「期間限定価格 ◯月◯日〜 ◯月◯日」などです。
常に購入可能な商品を、
「期間限定」として商品名に記載するのはAmazonの規約違反となります。
Amazon商品名のルール・商品名登録後は原則として変更不可
現在のAmazonの仕様では、
一度登録した商品名は原則として変更することができません。
そのため、商品名は変更できない前提で慎重に設定する必要があります。
安易に商品名を設定してしまうと、
後になって商品名が原因で売上に影響する可能性もあります。
Amazon商品名の禁止ワードは?
引用元:https://www.ac-illust.com/main/detail.php?id=2038745#goog_rewarded
Amazonの商品名を記載する場合に、
禁止ワードに当たる項目には主に以下の内容があります。
- 商品と無関係の情報を記載しない
- 商品と無関係の文字を使用しない
- 同義語や類義語を使用しない
- 主観的・抽象的なキーワードを使用しない
- 英語表記・日本語表記を併用しない
- 商品の使用シーンを記載しない
Amazon商品名の禁止ワード・商品と無関係の情報を記載しない
Amazonの商品名には、
商品に直接関係のない情報を含めることを規約で禁止されています。
良くある例として、商品の価格や季節に関連するキーワードが挙げられます。
- 激安
- 特価
- 夏
- サマー
- 送料無料
- 即納
季節を表すキーワードは検索結果で上位表示されるためには重要な項目ですが、
あくまで商品に関連したキーワードを使用する必要があります。
例えば、冬に使用するヒーターを出品する場合、
商品名に「夏」と記載するのは商品と無関係のため、
Amazonの規約違反になります。
Amazon商品名の禁止ワード・商品と無関係の文字を使用しない
Amazonの規約では、
商品名に商品と関連のない記号や特殊文字を使用することを禁止しています。
良くある例としては、商品名を目立たせるために使用される「☆」や、
「!」などの記号が挙げられます。
例外として、商品名やブランド名そのものに特殊文字や記号が含まれる場合は、
商品名に記載しても問題ないとされています。
Amazon商品名の禁止ワード・同義語や類義語を使用しない
Amazonの規約では、
商品名に同義語や類義語を使用することは規約違反となります。
SEO対策として同義語や類義語を使用する場合には、
商品名ではなく、商品説明などに記載するようにしましょう。
Amazon商品名の禁止ワード・主観的、抽象的なキーワードを使用しない
Amazonでは、商品名に商品と直接関係のない、
主観的、抽象的なキーワードを記載することを禁止しています。
例として、
「ゆるかわ」、「ふわもこ」、「かわいい」など、
抽象的なキーワードは使用できません。
Amazon商品名の禁止ワード・英語表記・日本語表記を併用しない
商品名が英語の場合、
日本語に翻訳した商品名を記載することは親切だと感じられます。
Amazonでは、英語の商品を日本語に訳して商品名として使用することは
規約違反となりますので注意が必要です。
Amazon商品名の禁止ワード・商品の使用シーンを記載しない
商品の使用シーンとは、使用状況を連想させるキーワードのことです。
例として、映画用のプロジェクターであれば「映画」、「大画面」、「ライブ」などです。
Amazon商品名の禁止ワード・最上級、断定ワード
Amazonでは、最上級を表すキーワードは規約で禁止されています。
例として、「日本一」、「世界一」、「最安値」などです。
また、断定的なキーワードも規約で禁止されています。
例として、「永遠」、「永続的」、「完全」などです。
Amazonで売れやすい商品名の付け方は?
引用元:https://gijiroku.ai/blog/minutes-blog/2374
Amazonで売れやすい商品名を付けるコツとしては、
以下の点に注意してキーワードを選定する必要があります。
- 商品の特徴、内容を明確に示す商品名を使用する
- キーワードを選ぶ
- キーワードを絞る
- ニッチキーワードを使用する
- スマートフォンの表示を重視する
- 季節や使用方法に関するキーワードを使用する
商品の特徴・内容を明確に示す商品名を使用する
商品名を見た時に、
その商品の特徴や内容が明確に分かるキーワードを使用する必要があります。
例として、「メンズの腕時計」を出品する場合、商品名を単に「腕時計 メンズ」とするよりも、
「腕時計 メンズ アナログ 防水」などとした方が商品の特徴や機能が伝わりやすくなります。
キーワードを選ぶ
商品名を決定する前に、
使用するキーワードを選定する必要があります。
ここで重要なのは、
Amazonでの検索結果で上位表示が可能なキーワードを選ぶことです。
また、重要なキーワードは商品名の前半部分に記載する必要があります。
商品と関連性の高いキーワードを商品名に記載することで、
Amazonの検索結果で上位表示される可能性が高くなります。
また、Amazonを検索する際に表示される、
「サジェストキーワード」を参考にすることで、
商品と関連性の高いキーワードを見つけることができます。
引用元:https://www.amazon.co.jp/
Amazonの検索結果で上位表示させることができれば、
売上アップにも繋がります。
キーワードを絞る
Amazonの商品名に使用するキーワード数は多ければ良い訳ではありません。
商品名に使用するキーワード数は少なすぎると検索に引っかかりにくくなります。
だからといって、使用するキーワード数が多すぎるのも良くありません。
商品名に使用するキーワード数の目安として、
最大でも6個程度を目安にキーワードを選定するようにしましょう。
ニッチキーワードを使用する
「ニッチキーワード」とは、検索で競合の少ないキーワードのことです。
誰もが使用するキーワードは検索結果で上位表示されにくくなります。
競合の少ないニッチキーワードで検索結果に表示させることができれば、
商品ページへの流入を期待することができます。
スマートフォンでの表示を重視する
Amazonユーザーの多くは、スマートフォンを利用しています。
PCとスマートフォンでは、商品名に表示される文字数が異なります。
スマートフォンの場合、商品名に表示される文字数が少なくなる傾向があります。
出品する前に、PC、スマートフォンで実際の表示を確認しておくと良いでしょう。
季節・使用方法・用途に関するキーワードを使用する
季節や用途に関するキーワードは、
売れる商品名を設定する際に重要なポイントとなります。
例として、「バレンタインデー」や「お盆」、「新年会」、「入学式」、
「正月」などはその商品が売れる具体的な時期をイメージすることができます。
また、「長さ調整可能」、「高さ調整可能」など、
機能や使用時の状況をイメージさせるキーワードも効果的です。
ただし、Amazonの規約では、
商品と全く無関係のキーワードを使用することは禁止されています。
商品との関連性を考えた上でキーワードを選定するようにしましょう。
まとめ
Amazonの商品名には他のショッピングサイトとは異なる点がいくつもあります。
Amazonの商品名を選定する際の基本的なルール以下の通りです。
- 商品の正式名称を記載する
- 文字数制限を守る
- アルファベット、ハイフン、スペースは半角を使用する
- 分量、数量を記載する
- 商品の仕入先(正規品以外の場合)、状態を記載する
- まとめ売りに関して記載する
- 期間限定商品の場合、購入可能期間を記載する
Amazonの商品名を選定する際の主な禁止ワードは以下の通りです。
- 商品と無関係の情報を記載しない
- 商品と無関係の文字を使用しない
- 同義語や類義語を使用しない
- 主観的、抽象的なキーワードを使用しない
- 英語表記、日本語表記を併用しない
- 最上級など断定ワードを使用しない
Amazonで売れやすい商品名を付けるためには、
以下の点に注意する必要があります。
- 商品の特徴、内容を明確に示す
- キーワードを絞る
- ニッチキーワードも使用する
- スマートフォンでの表示を重視する
- 季節、使用方法、用途に関するキーワードを使用する
Amazonが規約で定めた商品名のルールに違反した場合、
検索結果で上位表示されない、アカウント停止、
出品停止などのペナルティを課せられる恐れがあります。
Amazonで商品名を設定する場合、
安易に妥協せず、Amazonの規約を確認するようにしましょう。
Merchants@amazon.co.jp 商品登録ルール
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