キャッシュフロー(現金の流れ)について考える 事業の資金を把握しよう

事業すべてに言えることですが、資金管理はしっかりと行わないといけません。

特にせどりは仕入れて販売するビジネスですから、資金がないと何もできません。

また、クレジットを利用して仕入れている場合は資金管理がしっかりとされていないと
支払日に口座に現金がない、という状況に陥る可能性があります。

特にAmazonで販売をしているとお金の流れが意外と複雑になります。

Amazonでは商品が売れてからお金が入ってくるまでに
かなり長いタイムラグがあるからです。

つまり仕入れたものが売れてもすぐに現金になりません。

こういったお金の流れを把握しておかないといつの間にか仕入れる代金が足りない、
翌月のクレジットの支払いが足りないといった事態になります。

そんなお金で困るような状況にならないよう、
事業の資金管理はしっかりとしておきましょう。

今回はそんな事業資金に関する解説です。

資金管理とは

資金管理はキャッシュフローとも呼ばれます。

キャッシュフローはその名の通り「現金の流れ」を意味します。

資金管理がきちんとできていないと、仕入れた商品とその支払いだけが増えて、
常に現金が足りない「慢性的な資金不足」になりやすくなります。

こんな状態で万が一相場が崩れたとか、アカウントが止められて現金が入ってこない
といったトラブルが起きると事業は一瞬で破たんしてしまいます。

そうならないように手元には常に余力、
つまり「自由に使える現金」を残しておく必要があるのです。

自分の事業は現在いくら現金があって自由に使えるのか。

それを把握することが資金管理です。

資金管理は商品が売れた売れないといったものは一切関係なく

  • 現金がどれだけ入ってきたか
  • 現金がどれだけ出て行ったか
  • 自分が今どれだけ現金を持っているのか

この3点だけで確認します。

せどりは物販ビジネスなので現金がすべてです。

商品を仕入れるにもクレジットの引き落としをするにもすべて現金です。

クリエイティブな仕事だと0から現金を生み出せますが、
せどりは0からは何も生み出せません。

現金あってこそのせどりです。

現金があればあるほど安心してクレジットで大量の仕入れができますし、
トラブルの際に事業を一時的に支えることも可能です。

キャッシュフローはその会社の健康状態を示すサインでもあります。

現金が多い事業は体力もあり、健康です。

しかし現金の少ない事業は例え
売り上げが順調でも常に一定のリスクを抱えているといってもいいでしょう。

資金管理がきちんとできていないせいで、
売り上げは順調なのに必要額を回収できずクレジット引き落とし日を迎えてしまう。

そして支払いが滞る、いわゆる「黒字倒産」に近い状態になるせどらーもたくさんいます。

こうならないように自分の事業の「現金」は必ず把握するようにしておきましょう。

なお、事業のお金の管理ではよく「損益計算書」が使われます。

しかし損益計算書はお金を回収したかどうかは関係なく、
経理上利益が出たかどうかを見るためだけのものです。

したがって、売れた時点で「利益」になるので損益計算書では現金の流れは見えません。

資金管理をする方法

では実際どうやったら資金の管理はできるのでしょうか。

これに関しては「記録」
これに尽きます。

Excelで表を作り、毎日記録をするのが一番です。

  • いつ、何をどれだけ仕入れたか
  • いつ何がどこで売れたか
  • そのお金が入ってくるのはいつか

これを記録することで頭の中にキャッシュフローが把握できるようになります。

また、視覚から情報を入れることによって事業全体の流れを把握する効果もあります。

一番は自分の事業に合わせてフォーマットを作ることですが、
難しければネット上で公開されている無料フォーマットを利用するのもいいでしょう。

また、会計ソフトを使えば概要や備考などの欄に入金日を記入して
きちんと把握することができるようになります。

繰り返しになりますが、

  • 自分がいくら使ったか
  • いくら入ってくるのか
  • 自由に使える資金はいくらか

この3点が把握できるようにしておきましょう。

資金管理の悪化に気づいたら

記録をすることによって、キャッシュフローの悪化に
いち早く気づくことができるようになります。

資金管理を始めた途端自分の事業の資金管理が
悪くなっていることに気づくこともあるでしょう。

そんな時はいったん事業を見直して資金を正常な状態に戻すようにしてください。

キャッシュフローが悪くなっている状態で無理に経営を続けると、
仕入れと販売のバランスが悪くなって破たんするかもしれません。

資金管理の悪化を防ぐ方法はいくつもあります。

例えば

  • 仕入れを止める
  • 現金仕入れに切り替える

という方法です。

本当は仕入れを止めて現金が貯まるまで待つのが一番です。

仕入れを止めている間にも在庫商品は売れていきますから、
それらを次々と現金化していきます。

キャッシュフローの悪化は仕入れと販売のバランスが悪くなって、
「売れていないのに仕入れてしまう」
という状態に陥るからこそ現金が足りなくなるのです。

一旦仕入れを止めて商品が売れるのを待てば自然と資金は回復してきます。

利益を出すために次々に仕入れたくなる気持ちは理解できますが、
今後のことを考えて仕入れはいったん止めましょう。

それでも仕入れが止められない、という方は
クレジットカードの利用を止めるという手もあります。

クレジットカードは現金がなくならないのでついつい仕入しすぎてしまいます。

そこを現金払いに変えれば仕入れすぎが止まります。

どちらにしてもキャッシュフローが悪くなってきた前兆を感じたら
仕入れを調整するしかありません。

もし資金管理ができずに現金が足りなくなったら

前兆を感じたら仕入れを調整することでそれ以上の悪化を防げますが、
もし、もう一歩踏み込んだ状態での悪化に気づいたらどうしますか?

例えば

「このままいくと来月の支払いにどうやっても足りない」

と感じた時です。

こういう状態になってしまったらもう仕入れを止めても意味がありません。

何とか現金を確保する方法を考えなくてはいけません。

現金を確保する方法としては

  • 在庫処分をする
  • 融資を受ける

この2つが挙げられます。

一番最初に検討するべきなのが「在庫の処分」です。

持っている在庫を確実に即売れる価格で売ってしまうのです。

メルカリやヤフオクなら約1週間で現金化できますし、
Amazonでも約20日間で現金が口座に入金されます。

急いで行動すれば来月の支払いに間に合う可能性があります。

もちろん中には仕入れ値を下回ってしまうものもあるでしょう。

思いがけず相場が下がってしまったのでそのまま寝かせてある商品もあるでしょう。

そういった商品を赤字でもいいので売ってしまいます。

そもそもキャッシュフローの悪化はそういった
「不良在庫」を多く抱えていることが原因です。

そういった商品はもうあきらめて赤字でもなんでもいいので売ってしまいましょう。

もしこういった赤字処分で毎回損失が出ているならそれはリサーチ方法を見直すべきです。

そこを見直さないといくら資金管理していても意味がありません。

最終手段は融資です。

銀行や国の機関から融資を受けて来月を乗り切る方法です。

ただしこの場合は事業資金を借りるのではなく
「来月を乗り切る」ための融資であることを忘れてはいけません。

融資を受けてもできるだけ速やかに返しましょう。

あまり褒められたやり方ではありませんが、数十万くらいなら消費者金融の
「30日間利息ゼロ」
といったキャンペーンを利用する方法もあります。

どちらにしてもこの間に仕入れを止め、
赤字処分を行って借りた融資は翌月にすべて返すようにしてください。

まとめ

いかがだったでしょうか。

意外と資金管理で失敗するせどらーが多いので今回の記事を書いてみました。

特に副業レベルでやっている人はふとしたタイミングで
急に仕入れ額を増やしすぎて失敗するパターンが多いです。

「事業は順調なのに現金が少ない…」

と思ったらすでに事業的には黒字倒産に向かっているかもしれません。

せどりは仕入れないと利益が出ませんが、
仕入れすぎて支払いが厳しくなるなんて本末転倒です。

  • 記録を付けて現金を把握する
  • 能力を超えて仕入れすぎない
  • 赤字在庫を抱えすぎない

これがせどりの鉄則です。

利益だけを重視していて、現金の流れを確認していなかった方は
今一度自分の事業を見直してみてください。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする