せどりで商品を仕入れる際にクーポンや株主優待を利用していますか?
日常生活ではなかなかお得感を感じにくい5%オフクーポンだって
せどりで何十万円分も仕入れれば非常に大きな割引額になります。
せどりで仕入れる際、まずは是非クーポンを利用してみてください。
クーポンを常に利用しているという方は
さらに株主優待券に目を向けてみてはいかがでしょうか。
株主優待券はクーポン同様、その会社で仕入れを行う際にお得に仕入れることができます。
株主優待を受けるためにはその会社の株を保有する必要がありますが、
もし会社の業績が上がればその株の売却で利益を得られるかもしれません。
今回はそんなお得なクーポンと株主優待券について解説します。
株主優待券とクーポンってなに?
まずクーポンですが、いまさら説明は不要とは思いますが念のため。
クーポンとはもともと「切り離す券」という意味合いの言葉です。
今はアプリなどで画面を見せれば使用できるものも多いですが、
確かに切り離して使うクーポンもありますね。
クーポンの入手方法は広告やダイレクトメール、アプリなどから簡単に入手できます。
中にはメルマガ会員になると定期的に送られてくるクーポンもあります。
一方株主優待はあまり馴染みのない方も多いかもしれません。
株主優待券とは、その会社の株を持っている株主に対して会社側が年数回、
株式保有のお礼として株主に送る割引券や無料券、金券などの特典のことです。
主にその会社、および系列グループで使用できます。
会社によっては株主優待券ではなく記念品やその会社の商品だったりとその内容は様々。
割引券や金券なら仕入れに使えますし、
商品ならヤフオクやメルカリで売れば利益になります。
どちらにしても利益になります。
株主優待を入手するためにはまずその会社の株式を保有しないといけません。
株式を保有するためにはまず証券会社に口座を開設します。
現在では「ネット証券」が主流で、ネット上から簡単に申し込むことができます。
口座を開設したら自分が普段よく仕入れる企業の株を見てみましょう。
株主優待券をもらうためには
- その企業の株を○○株以上保有
- 株を○○月まで保有
という条件をクリアしなければいけません。
例えば株主優待券をもらう条件が
- 1000株以上保有
- 9月まで保有
という条件ならその企業の株を1000株買って9月まで持っている必要があるのです。
その企業の株が1株100円なら10万円分ですね。
条件をクリアすると後日自宅に優待券や商品が送られてきます。
この株主優待は非常に魅力的なリターンがあります。
例えばヤマダ電機は2018年7月現在の株価は約550円。
100株以上保有で年合計3000円分の割引券が優待でもらえます。
100株以上保有するということは最低でも55,000円分株式を買わないといけません。
ですがたった55,000円で3000円ですから、
還元率にして5%以上ものリターンが得られるのです。
もちろんこれは保有している限り延々と得られる権利です。(改定がない限り)
極端な話、ヤマダ電機なら保有していればほったらかしたまま
20年たてば元が取れてしまいます。
株主になる魅力は優待だけではありません。
株主になると年数回、「配当金」も得られます。
ヤマダ電機は年一回の配当、
現在1株当たり17円の配当ですので、100株持っていれば1700円配当金が得られます。
55000円分保有しているだけで優待券と併せて年間約5000円。
10%も還元される計算になります。
もちろん株の価値が上がったら売却して売却益を得ることもできます。
このように株主になると魅力はいっぱいです。
もし、普段から商品を仕入れている企業があれば株を保有してみてはいかがでしょうか。
株式保有のデメリット
もちろん無条件に優待や配当がもらえるわけではありません。
株式保有にはデメリットもあります。
まずは現金が必要になること。
大体の企業で100株かもしくは1000株単位での保有で優待券がもらえます。
それ以下でも購入はできますが、条件を満たしていない場合優待券はもらえません。
どの企業の株も大体100円以上はしますから、最低でも1万円~10万円は必要です。
中には株価が1000円以上する企業もあり、
そうなると1000株だと100万円必要になってきます。
現金で株を買うわけですから、そのお金は仕入れに使えません。
この現金が減るのが一番大きいリスクです。
次に変動です。
株価が上昇した際に売却すれば売却益を得られると書きましたが、
逆を言えば下がる可能性もあるわけです。
倒産した場合は株の価値は実質ゼロになります。
倒産までしなくても、10%以上株価が下がったりした場合は
年数回もらえる株主優待で得をした分なんて一瞬で吹っ飛んでしまいます。
株主優待を狙う際はこういったリスクに注意しましょう。
おすすめ株主優待
ここではせどらーにお勧めの株式を紹介します。
どれもせどらーとってはおなじみの企業ばかりです。
ヤマダ電機
全国に店舗を展開、家電業界第一位のヤマダ電機です。
知らない人はいないでしょう。
先ほども紹介しましたが、ヤマダ電機は100株以上保有で株主優待を受けられます。
100株保有で3月に1000円分、9月に2000円分の株主優待が受けられます。
ヤマダ電機で仕入れをしている方は多いと思います。
単純に金券として利用できる優待券はありがたいですね。
配当は年1回で約13円~17円。
100株持っていれば1,300円~1,700円配当が得られます。
60000円で3000円の優待券なので、約5%戻ってくる計算です。
ヤマダ電機は家電量販店でも最大手ですし、業績も順調です。
株主優待と配当金をもらいながらのんびりと株が上がるのを待ってもいいでしょう。
ヤマダ電機は家電せどりでは欠かせない店舗の一つです。
100株保有でも約50000万円程度と比較的買いやすいので
家電せどりをメインにしている方は100株だけでも購入しておくといいでしょう。
イオン
食料品や日用品、家電品となんでも揃うイオンもせどりの重要店舗ですね。
イオンの株主優待は100株から。
イオンの株主優待はキャッシュバック方式というちょっと珍しいものです。
100株保有の株主には「3%割引カード」が送られてきます。
500株なら4%、1000株で5%と割引率が上がっていきます。
その名の通り、イオンでの買い物で使用すると
額面分キャッシュバックしてもらえるカードです。
つまり実質毎回の買い物が3%オフになるわけです。
ただしキャッシュバックはその場ではなく
半年に1回になるので後日返ってくる形になります。
イオンの株式は2018年7月現在で1株2230円。
100株買うには223,000円必要になります。
配当は1株当たり34円と高めですが、
200000円以上購入して約3400円と考えるとヤマダ電機の方が効率はいいかもしれません。
イオンの株式を購入する場合はあくまで割引カード狙いがいいでしょう。
ケーヨー
ホームセンターケーヨー、ケーヨーデイツーを展開する企業です。
意外とイベント商品の仕入れに使う機会が多く、僕は重宝しています。
ここの株主優待はせどらーにとって非常に魅力的な優待です。
その優待は10%割引カードです。
その名の通りケーヨーやデイツーの買い物が毎回10%オフになります。
非常に大きいですね。
しかも使用制限がありません。
何十回、何百万円分仕入れても10%オフです。
ただし株主優待をもらうための条件は若干厳しめ。
1000株からです。
ケーヨーの株価は現在1株540円ほどですので、54万円分保有しないといけません。
これは個人にはかなり厳しいですね。
54万円あれば仕入れに回した方が効率がいいかもしれません。
特にオールジャンルせどりの方には使える現金がなくなるというのは厳しいです。
ホームセンターせどりがメイン、という方は保有してもいいかもしれません。
タカラトミー
最後はちょっと変わり種を。
おもちゃでおなじみのタカラトミーです。
タカラトミーは割引券や金券ではなく「非売品の商品」を株主優待として送っています。
内容は年によって違いますが、株主優待限定トミカなど。
ここでしか手に入らないものですので、ヤフオクなどで売ることができます。
タカラトミーの株価は現在1株870円ほどですので100株保有、87,000円で
商品を手に入れることができます。
タカラトミー以外でも株主優待限定の記念品を株主優待にしている企業はたくさんあります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
株式を保有することで、毎年配当金や株主優待が得られて、
利益を確実に増やすことができるようになります。
あまり高い金額で株式を保有すると仕入れに使える現金がなくなるのでお勧めできませんが、
ヤマダ電機のような数万円で株式保有が受けられるような企業の株なら
検討の余地はあると思います。
せどりで得た利益で株式を買って
資産を形成しながらせどりを有利にするというのもいいのではないでしょうか。
仕入れでお世話になっている企業を応援する意味もあります。
是非検討してみてください。
コメント
コメント一覧 (2件)
株を買うより、株主優待をヤフオクやラクマで購入したほうがずっとリスクが少なくてよいと思いますが、どうでしょうか?
こんにちは、せどり工房のふじもんです。
おっしゃる通り、株主優待券をフリマ系や金券ショップで仕入れて
せどりの仕入れに活用することも非常に効果的ですね^^