FBA納品先倉庫の固定が廃止されて、納品先が複数になってしまうのは避けられないこととなりました。
「困った困った、、、」
と言っても始まらないので、今回の記事ではどんな場合に納品先が複数になるのかを改めて確認したいと思います。
納品プランを作成してから「しまった!」ということになると利益が吹っ飛んでしまいますよ。
ぜひこの記事を読んで、納品先が複数になるパターンを把握しておいてくださいね!
FBA納品先倉庫の固定とは?
2018年5月まではFBAの納品先倉庫を固定することが可能でした。
自己発送の方やせどり初心者の方はご存知ではないかも知れないので簡単に説明すると…
FBAとは、商品の保管から注文処理、配送、返品対応までをAmazonが代行するサービスです。
FBAの倉庫は全国にたくさんあるため、どこの倉庫に送ることになるかはAmazon次第。
しかし例えば、北海道から送るのに、九州の倉庫を指定されると送料が高くついて困りますよね?
発送のたびに違う倉庫を指定されるのも、手間はかかるしミスは増えるしで面倒です。
そんな不都合を回避するために「FBA納品先倉庫固定」というサービスを利用すると、常に固定の倉庫に送ることができるというシステムです。
この便利な「FBA納品先固定サービス」が廃止されてしまい、商品の送り先として遠方の倉庫を指定されたり、送り先が複数の倉庫になってしまう可能性が避けられなくなりました。
納品先が違う倉庫になる商品とその見分け方
ではいったいどのような場合に、納品先が複数の倉庫になってしまうのでしょうか?
Amazonではカテゴリや商品の分類によって納品先倉庫が定められていたり、他の商品とは別に納品する必要のある商品があります。
FBA納品プランの作成時に一部の商品だけ納品が振り分けられて、「あれ!?」となることはありませんか?
納品先が別になる商品には一体どんなものがあるのか、しっかり確認しておきましょう。
ファッションとファッション以外の商品
下の表は、Amazon FBAに商品を送る際の納品先情報になります。(2018年7月29日現在)
ファッションは全て「川越」か「藤井寺」に指定されていますね。
納品先倉庫の固定が可能だった頃だと、例えば「ファッション」と「ファッション以外(小型/標準)」を納品したい場合なら「川越」か「藤井寺」に固定しておけば納品先が分かれる心配はありませんでした。
しかし納品先倉庫の固定が廃止された現在は「ファッション」はそれ以外の商品とは違う送り先になる可能性が高くなったということになります。
また、ファッション以外の商品は「大型」と「小型/標準」で送り先が違ってきます。
ファッションカテゴリー商品の見分け方
例えばTシャツは普通は衣類なので通常は「ファッション」に分類されますが、下の商品カテゴリーを見ると「ホビー」になっていますね。
アイドルグッズのため、「ホビー」に分類されているようです。
「ホビー」はファッションカテゴリーではないので、一般商品と一緒に納品できます。
また、下の商品はバッグですが、「シューズ&バッグ」に分類されているため、カテゴリーは「ファッション」。
納品先は「川越」か「藤井寺」になります。
同じバッグでも下のように「文房具・オフィス用品」に分類されている場合もあります。
「文房具・オフィス用品」はファッションカテゴリーではないので、一般商品と一緒に納品できますね。
このように一見しただけではどのカテゴリーに分類される商品なのかがわかりにくいので、商品をリサーチした際には必ずカテゴリーを確認しておくことをおすすめします。
「大型」と「小型/標準」の見分け方
Amazonでは標準サイズの条件は、
- 商品1点の三辺が45×35×20cmより小さく、重量が9kg未満
と定められています。
それよりも大きいと大型になり、納品先倉庫が異なります。
商品が大型サイズなのか標準サイズ以下なのかは、FB料金シュミレーターを使うと簡単にわかります。
FBA料金シュミレーターで商品を検索し、配送代行手数料が「622円以上」だとその商品は大型ということです。
▼FB料金シュミレーターで商品サイズを調べる詳しい説明はこちら |
仕入れ商品のリサーチ時にはFBAシュミレーターを開くと思います。
その時ついでに確認しておくようにしましょう。
要期限管理商品
要期限管理商品とは、食品や薬品などで賞味期限(消費期限)の表示がある商品のことです。
要期限管理商品はそれ以外の商品とは別に納品する必要があるため、送り先の倉庫が違ってくる可能性があります。
要期限管理商品の見分け方
食品に賞味期限があるのは当然なので確認するまでもありませんが、たまに一般商品かと思ったら消費期限があったなんてこともあるので注意が必要です。
実店舗で仕入れる場合は期限の印字を確認するだけなので一目瞭然ですが、ネット仕入れの場合はテスト的に納品プランを作成してみるとわかります。
輸送箱内の情報を入力する際、下のように消費期限の入力欄が表示される商品は要期限管理商品です。
紛らわしい場合は、仕入れ商品のリサーチ時に納品プランを作成してみて確認するようにしましょう。※納品プランは後で削除できます
危険物
危険物とは、アルコールを含む化粧品やコロン、引火性のあるガスや液体、爆発物などを指します。
具体的には下のリンク先ページをご覧ください。
▼Amazonヘルプページ(閲覧にはセラーセントラルにログインしていることが必要です)
危険物は、カー・バイク用品、ベビー&マタニティ用品からおもちゃに至るまであらゆるカテゴリーに存在します。
なお、危険物は他の商品と一緒に納品することはできず、送り先は「狭山」と「小田原」の2ヶ所に定められています。
危険物の見分け方
仕入れたい商品が危険物なのかそうではないのかは分かりにくいことが多いので、下の方法を使って確認しましょう。
見分けるにはスマホアプリの「Amazon Seller」を使います。
Amazon Seller の商品登録画面で商品を検索した時に下のようなマークが出てきたら危険物ということになります。
これならすぐにわかりますね。
仕入れ商品リサーチ時にあやしいなと思ったら必ず確認するようにしてください。
まとめ
FBA納品先の倉庫がが複数になるのはどんな場合か、おわかりいただけたでしょうか?
今回の要点は下のようになります。
1.納品先が定められている商品は、
- ファッションカテゴリの商品の納品先倉庫は、「川越」か「藤井寺」
- 危険物の納品先倉庫は「狭山」か「小田原」
2.一緒に納品できない商品は、
- ファッション以外で「大型」と「小型/標準」は一緒に納品できない
- 要期限管理商品は他の一般商品と一緒に納品できない
それらに該当する商品を納品する際はある程度の数がまとまってから納品するなどの対策を取るようにしましょう。
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