ここ数年、ドラッグストアやディスカウントストアなどで、
中国人による爆買いを見かけることが多くなりました。
彼らの多くは「ソーシャルバイヤー」と呼ばれる転売屋です。
日本語の分からないはずの彼らは、どのようにして
商品の情報を得ているのでしょうか?
ソーシャルバイヤーやインバウンド(訪日外国人)など、
多くの外国人が利用しているアプリ「Payke(ペイク)」。
Payke(ペイク)は、スマートフォンで商品のバーコードを
読み込むことにより、商品説明などを多言語に
翻訳してくれるアプリです。
この記事ではせどりツール、Payke(ペイク)について詳しく説明します。
Payke(ペイク)とは
引用元:https://payke.co.jp/
せどりツールPayke(ペイク)は、株式会社Paykeが提供している
スマートフォン用アプリです。
Payke(ペイク)はスマートフォンのカメラで商品の
バーコードを読み込むと、下の画像のように、
商品説明など、商品の情報を希望の言語に
翻訳してくれるアプリです。
メーカーは、日本語で商品情報を登録するだけで、
Payke(ペイク)が自動で多言語に翻訳してくれます。
現在、Payke(ペイク)が対応している言語は以下の7ヵ国語です。
- 英語
- 繁体字
- 簡体字
- 韓国語
- タイ語
- ベトナム語
- 日本語
Payke(ペイク)が表示する情報は、商品説明だけでなく、
商品の使い方や、ユーザーのレビューなども
表示されるようになっています。
メーカーによっては、Payke(ペイク)で表示される情報の中に、
画像や動画、広告を挿入している場合もあります。
首都圏や訪日外国人が多い県の小売店などでは、
既に多数の店舗がPayke(ペイク)を導入しています。
Payke(ペイク)はユーザーの95%が外国人と言われています。
Payke(ペイク)のダウンロード数は、2018年11月の時点で
350万件を超えています。
2020年の東京オリンピックを前に、今後、Payke(ペイク)を
導入するメーカーやユーザーはますます増えていくと予想されます。
Payke(ペイク)にはタブレットも用意されている
引用元:https://payke.co.jp/
Payke(ペイク)はスマホアプリを提供するだけでなく、
小売店など、店頭用としてタブレット端末も
レンタルしています。
スマートフォンにPayke(ペイク)をインストールしていない人でも、
店頭に用意されているタブレット端末に商品のバーコードを
読み込ませることで、商品情報などを希望する言語に翻訳してくれます。
これにより、店頭での接客担当者は多国語に対応する必要がなく、
Payke(ペイク)の使い方だけを説明すれば良くなり、接客の効率が
アップするだけでなく、客単価の向上にも役立っているようです。
また、来店した外国人も店員に頼ることなく、
自分で商品の情報を知ることができます。
ソーシャルバイヤーもPayke(ペイク)を利用している
引用元:https://kindaipicks.com/article/001652
中国人のせどり、転売でもPayke(ペイク)は利用されています。
Payke(ペイク)のスキャンデータによると、一般ユーザーの場合、
一日当たりのスキャン数は10件程度とされています。
しかし、Payke(ペイク)ユーザーの中には、一日20回以上、多い場合は
100回以上のスキャンを行っているユーザーも多数存在します。
このようなPayke(ペイク)ユーザーは、
中国人ソーシャルバイヤーだと考えられます。
Payke(ペイク)は訪日外国人だけでなく、ソーシャルバイヤーにも
かなりの恩恵を与えているようです。
Payke(ペイク)の評判・口コミは?
引用元:https://payke.co.jp/
現在、Payke(ペイク)の知名度はまだ低く、
新規ユーザーのほとんどが、既存ユーザーからの
口コミによるものとなっています。
Payke(ペイク)は商品情報を表示するだけでなく、
ユーザーが「いつ、どこで、何をスキャンしたか」を
データとして収集しています。
それだけでなく、Payke(ペイク)のスキャン回数により、
カテゴリー別に人気商品がランキング表示されるようになっています。
Payke(ペイク)を導入している企業や店舗は、Payke(ペイク)の
スキャンデータやランキングを元に、店舗毎に商品構成を変更するなど、
売上げアップだけでなく販売戦略にも役立っているようです。
既に1200社以上の企業がPayke(ペイク)を導入しており、
ロッテやサッポロビールなど、大手企業にも導入されています。
Payke(ペイク)の評判や口コミはとても高いようです。
まとめ
Payke(ペイク)の知名度はまだまだ低いと思われます。
知名度が低いにも関わらず、現時点で350万件以上のユーザーが
存在するのは、Payke(ペイク)が日本の企業だけでなく、
訪日外国人に対して大きな恩恵を与えているからだと考えられます。
日本では2020年の東京オリンピックを前に、
訪日外国人は増加の傾向にあります。
それに伴い、Payke(ペイク)を導入する店舗や
メーカーも増加すると予想されます。
今後、メーカーや小売店売上げアップのためには、
訪日外国人の存在を無視することはできない時代になると思われます。
店舗ではPayke(ペイク)を導入することにより、
多言語での商品説明など、困難な接客からの
解放されるのが期待できます。
この記事が、Payke(ペイク)の導入を検討している
皆さんの役に立てば幸いです。
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