Amazonで自社ブランド品を販売している人なら、売上に大きな影響を与える要素として、
商品タイトル、商品画像、商品説明は非常に重要だと思います。
しかし、自身で各コンテンツ毎に広告効果を計測するのは非常に大変です。
そんな人は、Amazonの比較テスト(ABテスト)の導入をおすすめします。
以前のAmazonの仕様では、
1年間隔での広告効果の違いしか計測することができませんでした。
しかし、現在では、Amazonの比較テスト(ABテスト)を実施すれば、
最短なら4週間で、2つのコンテンツの広告効果を比較することができます。
この記事では、Amazon比較テスト(ABテスト)の作成方法とメリット、
実施する際の注意点について詳しく紹介します。
Amazon比較テスト(ABテスト)とは
引用元:https://eikaiwa.weblio.jp/column/study/eigo-bunpo/comparative-superlative
Amazonの比較テスト(ABテスト)とは、
設定した期間内に、「画像・商品タイトル・商品説明」の中から、
広告効果を測定したいコンテンツを1つ選択し、A/B2種類のコンテンツを表示し、
どちらのコンテンツの広告効果があるのか計測できる機能です。
あらかじめ設定したAB、2つのパターンのコンテンツを、
Amazonに出品している自社製品の商品ページへの訪問者にランダムに表示することにより、
どちらのコンテンツの広告効果が高いかを検証することができます。
Amazon比較テスト(ABテスト)の利用資格・条件は?
Amazon比較テスト(ABテスト)の利用資格は以下の通りです。
- 「Amazonブランド登録」に登録済みのブランド所有者として登録されている
- 過去数週間で、Amazon比較テスト(ABテスト)を実施対象となるアクセスがある
Amazon比較テスト(ABテスト)で比較可能なコンテンツは?
Amazon比較テスト(ABテスト)では以下のコンテンツが比較可能です。
- 商品タイトル
- 商品画像(メイン画像のみ)
- 商品説明文(商品詳細ページの説明文)
Amazon比較テスト(ABテスト)で比較可能な期間は?
Amazon比較テスト(ABテスト)で比較可能な期間は以下の通りです。
- 4週間
- 6週間
- 8週間
- 10週間
Amazon比較テスト(ABテスト)の作成方法
引用元:https://sellercentral.amazon.co.jp/brand-benefits/ref=xx_brdben_dnav_xx
Amazon比較テスト(ABテスト)の作成方法を説明します。
新規にAmazon比較テスト(ABテスト)を作成するためのおおまかな流れは以下のようになります。
- 新規の比較コンテンツを作成
- 比較テストを実施するASINを選択
- A/Bそれぞれのコンテンツ情報を入力
- 各コンテンツの比較対象パターンを入力
- A/Bテストの開始日を設定
新規の比較コンテンツを作成する
Amazonセラーセントラルにログインします。
上部にある「ブランド」メニューから、「実験の管理」を選択します。
引用元:https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/homepage.html/ref=xx_home_logo_xx
「実験の管理」ページが表示されたら、右側にあるドロップダウンメニューから、
「新規の比較テストの作成」をクリック、以下の3つの中から、
比較テストを実施したいコンテンツを1つだけ選択します。
- 商品紹介(Aプラス)コンテンツ
- 商品名
- メイン画像
ここでの注意点としては、同一期間内に比較テストを実施できるのは、
同一期間内で上記3つのコンテンツの中の1つだけになります。
同一期間内に商品名とメイン画像など、
2つ以上のコンテンツの比較テストを同時に実施することはできません。
比較テストを実施する参照ASINを選択
Amazon出品している自社ブランドの中から、比較テストを実施する参照ASINを選択します。
Amazon比較テスト(ABテスト)の対象となるアクセス数を満たしていない商品は、
参照ASINを選択することができません。
A/Bそれぞれのコンテンツ情報を入力
Amazon比較テスト(ABテスト)を実施するために必要な以下の情報を入力します。
- A/Bテスト名
- Amazon比較テスト(ABテスト)を実施する期間を選択
- Amazon比較テスト(ABテスト)の開始日を入力
- 仮説(任意)を入力
A/Bテスト名
実施するAmazon比較テスト(ABテスト)の商品名など、
比較テストの目的を把握しやすい名前で設定します。
実施する期間を選択
4週、6週、8週、10週の中から、
Amazon比較テスト(ABテスト)を実施する期間を選択します。
開始日を入力
Amazon比較テスト(ABテスト)を開始する日にちを設定します。
比較したいコンテンツによって、選択できる最短のテスト開始日は異なります。
仮説(任意)を入力
比較したいコンテンツを導入した場合に、予測される効果を入力します。
この項目の入力は任意となっていますが、
設定したコンテンツに予想通りの広告効果があるのかを確認する際に役立ちます。
Amazon比較テスト(ABテスト) のメリット
引用元:https://hcm-jinjer.com/blog/keihiseisan/invoice-system_merit/
以前のAmazonの仕様では、
1年単位でしか各コンテンツの広告効果を計測することができませんでした。
そのため、季節の商品などでは、
翌年まで新しいコンテンツの広告効果を検証することができませんでした。
結果が判明してからでは、
翌年のシーズンに新しいコンテンツの導入が間に合わない可能性もありました。
しかし、Amazon比較テスト(ABテスト)の利用が開始されたことにより、
より短期間に最も広告効果の高いコンテンツの計測をすることが可能になりました。
これにより、シーズン中でも、
より広告効果の高いコンテンツへの変更できる可能性が高まりました。
Amazon比較テスト(ABテスト)の注意点
引用元:https://www.ajs-solutions.com/pth/blog/10004.html
Amazon比較テスト(ABテスト)を実施する際には以下の点に注意する必要があります。
1つのASINで実施できるコンテンツは1つだけ
1つのASINに対して、
同一期間に比較可能なコンテンツは1つだけになります。
例えば、商品画像と商品タイトル、
両方のコンテンツを同一期間内に同時に比較することはできません。
短期間の結果で判断しない
Amazon比較テスト(ABテスト)の結果は、1週間毎に更新されます。
仮に1週間である程度の効果が見られた場合でも、
測定の誤差等も考慮し、当初予定している期間内より早く結論を出すのは好ましくありません。
最低でも4週間のテスト期間終了後に判断するようにした方が良いでしょう。
比較するコンテンツの違いを明確にする
Amazon比較テスト(ABテスト)で使用する、
A/Bそれぞれのコンテンツの内容に明確な違いが見られない場合には、
比較テストの結果に大きな違いが出ない可能性が高くなります。
比較テストで使用するコンテンツは、
それぞれ全く違うパターンを用意するようにした方が良いでしょう。
Amazonガイドラインの遵守
Amazon比較テスト(ABテスト)を実施する場合でも、
各コンテンツはAmazonのガイドラインに沿っている必要があります。
商品名・商品画像・商品紹介(Aプラス)で重要になる主なガイドラインは以下の通りです。
引用元:https://sellercentral.amazon.co.jp/help/hub/reference/GYZYA77YZTWTF7YZ
まとめ
Amazon比較テスト(ABテスト)を実施することで、
商品別にもっとも効果的な結果を得られるコンテンツを知ることができます。
以前のAmazonの仕様では、年間での広告効果を測定することしかできませんでした。
しかし、現在の仕様では、最短で4週間を広告効果の比較期間として設定できます。
そのため、シーズン品の場合でも、
シーズン内により広告効果の高いコンテンツを導入できる可能性が高まりました。
Amazonに自社ブランドを登録している人は、
Amazon比較テスト(ABテスト)を導入することで売上のアップが期待できます。
この記事を読んだきっかけに、
Amazon比較テスト(ABテスト)を導入してみてはいかがでしょうか。
コメント