せどりにおける損切りの重要性と実行タイミングについて解説

もし、せどりで利益の見込めない商品を抱えてしまった時どうしますか?

相場が戻るまで待ちますか?

それも一つの選択肢ではありますが、
売れない商品をいつまでも抱え込んでいることは問題です。

その商品が現金化されないことによってキャッシュフローが悪くなります。

もしFBAに預けている場合は保管料が延々とかかります。

このように売れない在庫は負担、リスクでしかありません。

そんな時必要になるのが「損切り」です。

損失が出ると理解したうえで売って処分してしまうのです。

お店でいう赤字処分ですね。

せどりで失敗する人はこの損切りがうまくできずに
多額の在庫を抱えて利益を出せなくなっている方が多いのです。

今回はそんな損切りの重要性やタイミングについて解説します。

なぜ損切りする必要があるか

損失が出ると分かっててなぜ販売する必要があるのでしょうか。

損切りをする理由は主に3つあります。

  • 損失の拡大を防ぐ
  • 現金化
  • スペース確保

元々損切りは株式用語です。

自分が保有している株のなかで今後上昇が見込めない株を
これ以上値下がりする前に決済する行為のことを指します。

例えば1000円で買った株が800円まで値下がりしたとします。

これを

「いずれ相場が戻る」と考えるのか「さらに下がる」と考えるのかで
対応が変わってきますよね。

せどりでいえば商品の相場が戻るのかさらに下がるのか、ということです。

しかしこの800円の株がさらに値下がりする可能性が
高ければさっさと決済してしまう方が傷は浅くて済みます。

今決済すれば200円の損で済むわけですからね。

しかし欲をかいて相場の戻りを期待し、保有し続けた結果、
株の価値は500円になってしまいました。

こうなるとさっさと損切りしておけば200円の損失で済んだものを、
判断を誤ったために500円の損失を出したことになります。

もちろん株なら-500円×保有株式数ですし、
せどりなら-500×商品在庫数です。

100個在庫があったとしたら
20,000円の損失で済んだところを50,000円の損失を出したことになります。

こうならないよう、800円の段階で損失が出るとわかっていても
それ以上の損失を抑えるために決済することを損切りと言います。

せどりに話を戻すと、
例えば1500円で売るつもりで1000円で仕入れたものが思うように売れない場合。

1000円で売ったら手数料や送料、保管料でマイナスになってしまいますよね。

ですが、このまま需要がなくなり市場在庫が増えて
800円でも売れなくなったら…大損どころではありません。

この大ダメージを避けるために早めに在庫処分して浅い傷で済ませるのです。

また、売れない商品は持っていても現金にはなりません。
本来ならその商品が売れたお金で次の仕入れができたはずですが、
在庫として残っている以上仕入れもできません。

FBAに預けていたら保管料が毎月かかります。

つまり利益の出ない在庫は持っているだけで損失が出るのです。

FBAじゃなかったとしても自宅や倉庫の保管スペースを圧迫します。

この商品が無駄に保管されていることによって

ほかの商品を仕入れるお金とスペースがなくなる

のです。

だったら多少損してもさっさと現金に換えて
次の仕入れで利益を出すための資金にした方がよっぽどいいでしょう。

せどりで利益の出る商品だけを仕入れるのはプロでも不可能です。
中にはリサーチを失敗して利益が出ない商品を仕入れることがあります。

そういった時に素早い判断で損切りができるかどうかでせどらーとしての素質が問われます。

優秀なせどらーは自分の仕入れの見込みが間違っていたことをすぐに理解して
さっさと損切りし、次の商品の仕入れに備えるのです。

損失を怖がっていつまでも売れない商品を持っているせどらーは
不良在庫の山に埋もれて廃業してしまうのです。

損切りは12月31日までにしておいた方がよい

できればその年が終わるまでに余計な在庫は処分しておきましょう。

基本的には商品を翌年に持ち越すこと自体は問題ないのですが商品数が多いと
「棚卸」が面倒になります

もちろん利益になるものはそのまま翌年に持ち越しますが、
持ってても利益にならない物に棚卸の手間をかけるのはどうかと思います。

12月に入ったら赤字在庫の処分を考えておきましょう。

損切りのタイミング

損切りのタイミングですが、だいたい1~2カ月販売してみて
手ごたえのない商品は損切り準備を始めましょう。

せどりの基本は「仕入れた商品をその月、もしくは翌月に売り切る」ことです。

クレジットで仕入れをしている人はそうしないと支払いが苦しくなりますからね。

ただし例外として「相場が戻る可能性が高い商品」は損切りしてはいけません。

相場が戻る可能性の高い商品とは「おもちゃ・イベント商品・季節もの」です。

おもちゃはクリスマスという特需が12月にあります。

もし12月が近いようなら無理して損切りしなくても
クリスマス付近に需要が一気に上がって相場が戻る可能性が高いです。

もし、保管料がかからないようなら寝かせておきましょう。

他にもコスプレ品や仮装用の商品はハロウィンや年末年始で一気に売れます。

1月や2月ならともかく、8月や9月に入ったら少し待ってみてもいいでしょう。

このほかにも人気アーティストの数量限定盤CDやDVDといった
市場に出回る数が少ない商品もしばらく様子を見てもいいかもしれません。

もちろんFBA保管料との兼ね合いです。

サイズの大きい物は保管料もかかってきてしまうので、
そういった商品はあまり欲張らずに損切りしてしまいましょう。

損切りが多い場合はどうする?

とはいえ、とはいえですよ。

損切りばかりしていると利益になりません。

「損切り貧乏」という単語もあります。

損切りをしすぎて全く利益にならないことを指します。

損切りはあくまで様子を見ながら適宜に行わないといけないのです。

  • 大損しそうな商品を損切りした
  • 1カ月寝かせれば相場が戻った商品を損切りした
  • 仕入れすぎて現金が足りなくなったので損切りした

これでどうやって利益を出すんでしょうか。

こんなことをしていては一向に利益なんか出せません。

こんな損切り貧乏にならないためにはきちんと仕入れと販売のセンスを磨く必要があります。

先ほどどんなプロでも100%利益の出る商品だけ仕入れるのは不可能と書きましたが、
それでもプロはそんな商品を仕入れる割合をできる限り抑えているのです。

100個商品を仕入れたらそのうちの10個の損切りは仕方がないでしょう。

しかし100個のうち30個も40個も損切りしていたらビジネスになりません。

損切りする勇気に加えて、この損切りの割合を減らす努力も必要です。

そのためには

  • リサーチをしっかり行う
  • 相場をきちんと確認する
  • ライバルと同じ商品を仕入れない
  • 仕入しすぎない
  • その商品は本当に売れないのか精査する

といった努力が必要になってきます。

まずはしっかりとリサーチをして、
損切りが必要になってしまうような商品をできる限り仕入れないことが重要です。

何度も言いますが、100%損切りを避けることは無理です。
しかし常に100%に近づける努力は必要です。

そのための一環として相場の確認も大事です。

売れる商品を仕入れても販売価格が高かったら意味がありません。

欲をかいて高い価格に設定せず、適正価格で売りましょう。

仕入れる量にも注意が必要です。

仕入れすぎると売り切るまでに時間がかかってしまいます。

時間がかかるとその間にほかのセラーの参入が増えて相場が下がる可能性が高いです。

あなたが大量に仕入れられるということは他の人も大量に仕入れられるわけですからね。

最後は損切りする商品の精査です。

「その商品は本当にその価格で売れないのか」

モノレートやKeepaなどから過去のデータを分析し、
今後絶対に相場が上昇する可能性が無いかどうかをキチンと考えてみましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

損切りはプロでもタイミングに悩む難しい決断です。

商品の相場が戻った商品を損切りしてしまった。
商品を損切りしなかったら相場がさらに暴落した。

せどらー誰しも経験する事です。

損切りはせどりのテクニックとしては絶対に必要な要素です。

損切りをしないとキャッシュフローも悪くなりますし、
保管しているだけで経費も掛かります。

損切りをためらっているとどんどん不良在庫が倉庫のスペースや経営を圧迫します。

損切り商品を出さない努力は必要ですが、
時には思い切って損切りを実施して不良在庫を現金に換えることも必要です。

損切り貧乏もダメですが、損切りをためらって、じりじりと傷を広げていくのも論外です。

適正なタイミング、しかるべき時期にためらうことなく損切りを実施しましょう。

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