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D2Cアパレルブランドの成功事例・メンズ・レディース9選

メーカーが問屋や小売店を通さず、ユーザーに直接商品を販売する「D2C(DtoC)」マーケティング。

ここ数年、D2Cマーケティングに参入する企業や起業家が急増しています。

 

D2Cマーケティングでは、メーカーがユーザーと直接取引するため、

ユーザーのニーズや要望に応えた製品作りが可能です。

 

この記事では、D2Cマーケティングで成功している、

メンズ・レディースのアパレルブランドを紹介します。

 

目次

D2Cとは

引用元:https://tokyo-mbfashionweek.com/direct-to-consumer.html

 

「D2C(DtoC)」とは、「Direct to Consumer」の略です。

 

D2Cはメーカーが直接(ダイレクト)に消費者に商品を販売するマーケティング手法です。

メーカーが商品の企画、製造、販売、カスタマーサポートまで全て一手に行います。

 

D2Cではメーカーが問屋や小売店、ECサイトを一切通さず商品を販売します。

この点が、D2Cとこれまでの販売手法との一番の違いとなります。

 

D2Cブランドの中には、自社サイト内で製品の製造コストを全て公表している会社もあり、

一般的な製造者の価格が製造原価に対していかに高額かを知ることもできます。

 

D2Cブランドでは、企画から製造、販売まで全て一貫して行うため、

低価格で高品質な製品作りが可能です。

 

D2Cマーケティングに関してはこちらの記事で詳しく紹介しています。

 

D2Cブランドのアパレルブランド成功事例

国内、海外で成功しているD2Cのアパレルブランドを紹介します。

 

D2Cのアパレルブランド・FABRIC TOKYO(ファブリックトーキョー)

引用元:https://fabric-tokyo.com/

 

FABRIC TOKYO(ファブリックトーキョー)は、

主にオーダーメンズスーツの分野で大成功しているD2Cのメンズアパレルブランドです。

オーダースーツ以外にも、ジャケットやパンツなど、単体でのオーダーも可能です。

 

FABRIC TOKYO(ファブリックトーキョー)は、ECサイトだけの販売ではなく、

全国14ヵ所に拠点を持ち、実店舗での採寸後、

スマートフォンからオーダーが可能なシステムを採用しています。

 

また、商品を画像で紹介するだけでなく、

実際の色合いや素材の肌触りを確かめられるように、

生地の無料サンプル送付サービスも行っています。

 

D2Cのアパレルブランド・Allbirds(オールバーズ)

引用元:https://allbirds.jp/

 

Allbirds(オールバーズ)は、

主にメンズ・レディースのシューズを展開するアメリカのD2Cのアパレルブランドです。

デザインと機能性に優れたシューズを販売しています。

 

Allbirds(オールバーズ)は、

ユーカリの木やサトウキビから生成した素材をシューズの材料として使用しており、

製造、販売を含めた全行程でCO2排出量が同じカーボンニュートラルを実現するなど、

環境に優しい製品作りをするD2Cブランドとして認知されています。

 

Allbirds(オールバーズ)はサンフランシスコやニューヨークなどアメリカ国内だけでなく、

日本国内にも原宿と丸の内に実店舗もオープンしています。

 

また、ベン・アフレックや、レオナルド・ディカプリオ、ヒュー・ジャックマン、

マシュー・マコノヒー、アメリカのオバマ前大統領など、

複数の著名人が愛用していることも、

Allbirds(オールバーズ)の知名度アップに拍車を掛けました。

 

D2Cのアパレルブランド・10YC(テンワイシー)

引用元:https://10yc.jp/

 

10YC(テンワイシー)はTシャツやジャケットなどを展開するメンズアパレルのD2Cブランドです。

 

10YC(テンワイシー)は「10年着続けたいと思える服」をキーワードに、

高品質で丈夫な服を提供するだけでなく、低価格も実現しています。

自社サイトでは、生地や縫製など、製品が完成するまでのコストを全て公開しています。

 

10YC(テンワイシー)の服は10年着続けてもらうために、以下の3つのサービスを提供しています。

 

  1. 修理サービス
  2. 染め変えサービス
  3. 下取りサービス

 

また、返品やサイズ交換には無料で対応している点も特徴の1つです。

 

D2Cのアパレルブランド・Factelier(ファクトリエ)

引用元:https://factelier.com/

 

Factelier(ファクトリエ)は日本のメンズカジュアルを主に、

レディースやベビー商品も展開するD2Cアパレルブランドです。

 

Factelier(ファクトリエ)は日本製の高品質な製品を、

「日本の職人」を大切にするD2Cブランドとして人気を集めています。

 

Factelier(ファクトリエ)の製品は、「低価格・大量生産」に着目するのではなく、

高い技術力を持った日本国内の職人に製造を依頼することで、

高品質な製品を日本の工場から提供しています。

 

D2Cのアパレルブランド・ALL  YOURS(オールユアーズ)

引用元:https://allyours.jp/

 

ALL YOURS(オールユアーズ)は、

メンズ・レディースのカジュアルファッションを展開するD2Cアパレルブランドです。

 

ALL YOURS(オールユアーズ)の服は、

ファッションではなく、

「毎日着たくなる服」をブランドコンセプトに製品作りをしています。

 

デザインと着心地が良いだけでなく、

着飾らず、長い期間愛用できる服をつくることを目指しています。

 

D2Cのアパレルブランド・SOÉJU(ソージュ)

引用元:https://soeju.com/

 

SOÉJU(ソージュ)はレディースアパレルを展開しているD2Cブランドです。

 

SOÉJU(ソージュ)では、10年以上の経験を持つプロのスタイリストにより、

来店又はオンラインでユーザーの嗜好や体型などをカウンセリングします。

 

それにより、各ユーザーに合ったコーディネイトを提供する、

「パーソナルスタイリングサービス」がユーザーに好評で、高い支持を集めています。

 

2回目以降は、前回のカウンセリングの結果に基づいて、

おすすめのコーディネイトの画像が届き、

気に入った商品を購入する事ができます。

 

D2Cのアパレルブランド・COHINA(コヒナ)

引用元:https://cohina.net/

 

COHINA(コヒナ)は、

身長150cm前後の小柄な女性を対象としたレディスアパレルのD2Cブランドです。

 

COHINA(コヒナ)の共同創業者の2人は共に148cm、151cmと身長が小さく、

低身長の自分たちに合う可愛い服がほとんど見つからなかったため、

小柄な女性でも可愛い服を購入できるようにとの願いから、

D2Cを利用してレディスアパレルブランドを立ち上げました。

 

COHINA(コヒナ)は小柄な女性を対象としているため、XS又はSサイズの服を展開しています。

サイズだけでなく、着丈やパターンなど、小柄な女性に特化するようデザインを見直した、

綺麗でカジュアルなテイストの服を多く販売しています。

 

COHINA(コヒナ)は実際に商品を販売する前からInstagramのアカウントを立ち上げ、

小柄な女性向けのコーディネイトを投稿するなど、

SNSやブログを活用した情報発信により、多くのユーザーの支持を集めています。

 

D2Cのアパレルブランド・foufou(フーフー)

引用元:https://teshioni.com/collections/foufou

 

foufou(フーフー)はレディースファッションを主としたD2Cのアパレルブランドです。

 

foufou(フーフー)は「健康的な消費のために」をブランドコンセプトに、

InstagramやTwitterを活用した情報発信によりユーザーを増やしています。

 

サイト内には売り切れの服も多く、人気の高さがうかがえます。

現在はユーザーの要望に応え、予約制により、無人の実店舗での試着も可能となっています。

 

D2Cのアパレルブランド・overE(オーバーイー)

引用元:https://overe-shop.com/

 

overE(オーバーイー)は、

「胸が大きくて似合う服がない」と悩みを持つ女性向けのD2Cレディスアパレルブランドです。

 

overE(オーバーイー)の創業者、和田真由子氏は、

大学時代に胸が大きいことが原因で同級生にいじめられ、

不登校になった経験を持っています。

 

胸が大きい女性には、「サイズが合わない」、「胸のサイズに合わせた服は太って見える」など、

自分と同じ悩みを抱えている人が多いことに気づき、

既存のレディスアパレルにはそのような女性に合う服を販売していないことに着目。

 

overE(オーバーイー)は、大きな胸に合わせても、ウエストラインがくっきり見えて、

ほっそりした体型に見えるデザインの服を開発し、最初はクラウドファンディングで販売しました。

その結果、多くの支持を集め、目標の2倍近い金額の資金を集めることに成功しました。

 

その後も、overE(オーバーイー)は「お客様がデザイナー」の姿勢を貫き、

ユーザーの声を取り上げながら地道にファンを増やしています。

 

overE(オーバーイー)のユーザーの中には、

第三者に「胸の大きい」ことを知られたくないユーザーも多く存在します。

 

そのようなユーザーは、Instagramより、

プライバシーを保護しやすいTwitterで情報発信することも多いため、

overE(オーバーイー)はTwitterでのイベント開催にも力を入れています。

 

D2Cのアパレルブランド成功事例に見る共通事項

引用元:https://www.instagram.com/fabric_tokyo/

 

人気のD2Cアパレルブランドには、以下の共通事項があります。

 

  • 複数のSNSを活用しユーザーの意見を取り入れ品質向上に努めている
  • ブランド独自のコンセプトを徹底している

 

複数のSNSを活用しユーザーの意見を取り入れ品質向上に努めている

成功しているD2Cブランドのほとんどが、InstagramやTwitterで情報発信するだけでなく、

ユーザーからのダイレクトメールや投稿へのコメントなどで、ユーザーの意見を取り入れています。

 

ユーザーの意見に返信したり、商品開発のアンケートを行うことで、

ファンを獲得できるだけでなく、より良い商品の開発に役立てることができます。

 

また、クレームなどもユーザーからダイレクトに届くため、

商品の品質向上にも役立てることができます。

 

ブランド独自のコンセプトを徹底している

D2Cブランドのユーザーの中には、そのブランドが好きだから商品を購入する人も多くいます。

その理由は、他のブランドにはない「ブランド独自の世界観」を持っているからと考えられます。

 

人気のD2Cブランドの多くは、創業当初からぶれない、

ブランド独自のコンセプトを徹底することで、

自社のファン獲得とリピーター確保にも繋げることが可能です。

 

まとめ

ここまで、国内、海外で人気のD2Cアパレルブランドを紹介しました。

 

人気のD2Cブランドは、そのほとんどが、

InstagramやTwitterなどのSNSを活用して情報発信し、ユーザーの獲得に成功しています。

D2CとSNSはとても相性が良いと言われています。

 

ふじもんのブログでは、

D2Cを活用した中国輸入せどり手法については他の記事で詳しく紹介しています。

 

読者の皆さんも、この記事をきっかけにD2Cに取り組んでみてはいかがでしょうか。

 

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