これまでの2回の記事では
について解説しました。
今回の記事はいよいよ「要期限管理商品の出品・梱包・納品方法」を解説します。
前回、前々回と同様に初心者の方にもできるだけわかりやすく解説しますのでぜひ最後までお読みください。
要期限管理商品の出品方法
要期限管理商品の出品方法は一般の商品とほとんど同じですが、一点だけ違うのが「消費期限の入力が必要となる場合があること」です。
セラーセントラルで納品手続きをする画面で、輸送箱内の情報を入力することができます。
その際、納品する商品中に要期限管理商品が含まれる場合は下の画像のように消費期限の入力欄が表示されます。
消費期限の入力欄にカーソルを合わせてクリックすると下のようにカレンダーが表示されるので、商品に表示されている期限と同一の期限を入力します。
※消費期限が「〇〇年〇月」という形式で日付の無い場合はその月の最後の日を選択して入力すればOKです。(例:2020年3月 → 2020年3月31日)
※注意 この時もし間違った消費期限を入力してしまうと、購入者に消費期限切れの商品が届く場合があります。 そうなると要期限管理商品の取り扱いを禁止にされることもあるので、必ず商品に記載の消費期限を正確に入力してください。 |
要期限管理商品の梱包・納品方法
次に、要期限管理商品の梱包と納品方法について解説します。
要期限管理商品の梱包と納品には細かいルールがあります。
これらが守られていないと返送されてしまうこともあるので厳重にまもりましょう。
1.発送する商品について
要期限管理商品と一般の商品を同じ納品プランで発送することはできません。
セラーセントラルで一般の商品とはわけて設定しましょう。
要期限管理商品であればASINの異なる商品も一緒に納品することができます。
同一ASINの商品は納品プランごとに必ず同じ消費期限(賞味期限)のものを入れます。
消費期限は結構見えにくい場所にプリントされていたりするので、納品作業をする時にしっかりと消費期限を確認するようにしてください。
2.梱包のルール
要期限管理商品の梱包ルールの基本は、1つの商品に対して1つの消費期限が商品の外側から確認できることです。
不透明の包み紙や袋に入っていて外から消費期限が見えなかったり、複数の消費期限が外から見えている場合はNGとなります。
また、消費期限の印字がかすれていたり、商品ラベルで消費期限が隠れてしまってもNGなので気を付けるようにしましょう。
不透明な袋に入れたり包装紙に包む必要がある場合や、セット商品を納品する際には、出品者が消費期限をプリントしたラベルシールを貼ります。
セット商品の場合は、最も消費期限の近い商品の期限を記載してください。
出品者が消費期限をプリントする場合のルールは以下の通りです。
- 判別しやすい色で記載されている
- フォントサイズが8ポイント以上
- 油性のスタンプ又はラベルシールを使用
- 「年月日(YYYYMMDD)」または「年月(YYYYMM)」の表示形式
- 簡単に消えたりかすれたりしないインクを使用
手書きはNGなので、必ず印刷か油性スタンプを使用するようにしてください。
3.輸送箱に「要期限管理商品」のシートを貼る
輸送箱の前面には「要期限管理商品」のシート(A5サイズ以上で印刷)を貼ります。
梱包作業は急いでいることが多く、シートを貼ることを忘れがちなので要注意です。
箱の上には配送ラベルも忘れずに貼ってくださいね。
▼要期限管理商品のシートはこちらからダウンロードできます。
ダウンロードしたら何枚かコピーして、まとめてチェックを入れたものを持っていたら便利ですよ。
賞味/消費期限在庫レポート
FBAに納品した要期限管理商品は、消費期限が切れたら販売不可となり、自動的に廃棄されます。
せっかく納品した商品ですので、期限切れとなる前に売ってしまいたいですね。
最悪売れなかった場合でも期限までなら返送してもらえます。
amazonセラーセントラルで「賞味/消費期限在庫レポート」を確認すると、今現在の在庫の期限を確認することができます。
では、「賞味/消費期限在庫レポート」の確認方法を説明します。
(1)amazonセラーセントラルにログインし、レポートからフルフィルメントをクリックします。
(2)「在庫」の下の方にある「賞味/消費期限在庫レポート」をクリックします。
(3)賞味/消費期限在庫レポートのページに移動するので、必要事項を入力してレポートを閲覧またはダウンロードします。
まとめ
今回は「要期限管理商品の出品・梱包・納品方法」について解説しました。
ポイントを下にまとめましたのでご覧ください。
- 要期限管理商品は出品時に消費期限の入力が必要になることがある。
- 一般の商品と一緒には納品できない。
- ASINが同じ商品で、期限の異なる商品は同梱不可。
- 消費期限は商品の外側からしっかりと確認できることが必要。
- セット商品の場合は、最も期限が近い商品の消費期限をラベルに印刷して貼付する。
- 輸送箱の前面に「要期限管理商品」のシートを貼る。
- 賞味/消費期限在庫レポートを利用することで、在庫商品の期限を一覧でチェックできる。
今回の記事は、
⇒「1.要期限管理商品とは?」
に続けて、3本目の記事を書きました。
前回、前々回の記事を読まれていない方は是非そちらも合わせてご覧ください。
要期限管理商品の出品・梱包・納品方法は一度理解するとそれほど難しい手続きがあるわけではありません。
こういった手間のかかる作業は、むしろ慣れてきたころに失敗しがちです。
毎回、ひとつひとつの作業をきちんと確認し、チェックを怠らないことが肝心です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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