せどりの仕入れにはクレジットカードが必須と言われています。
一般的な仕入れでは1ヶ月分の仕入れ代金を、後払いで翌月に支払ったりしますが、個人ではなかなか後払いの契約ができません。
クレジットカードがあれば個人でも後払いと同じ状態をつくることができますからね。
しかもせどりは入金のサイクルが早く、Amazonなら売れてから入金されるまで2週間です。
入金と支払いのサイクルをうまく組み合わせれば、かなり少ない資金でもせどりを始めることが可能になります。
ところが、クレジットカードがブラックリストに載ってしまい、使えなくなったという方から時々相談があります。
「せどりは諦めるしかないでしょうか…?」
いいえ、そんなことはありません!
クレジットカードがブラックでも実践可能な方法がありますよ。
今回の記事では、
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について詳しく解説します。
1のブラックになる原因では、ブラックにならないための注意点についても合わせて解説します。
また、3の解決策に関してはいくつか提案しますので、あなたに合った方法を選んでくださいね。
今現在問題なくクレジットカードを使えている方も、ブラックに載ってしまう理由や対策を覚えておくときっと役に立ちますよ!
クレジットカードがブラックになるのはどんな場合?
世間ではよく「ブラックリスト」や「ブラック」という言葉が使われますが、現実にブラックリストという名称の名簿が存在するわけではありません。
実際にあるのは取引の記録を残した、信用情報と呼ばれるものになります。
信用情報に良くない履歴が残るとクレジットカードが使えなくなったり、新たに契約できなくなるため、「ブラックリスト」などと呼ばれています。
(※この記事内でも「ブラックリスト」という呼び方を使います)
さて、一番良いのは当然ながらブラックリストに載らないことです。
しかし様々な理由からクレジットカードがブラックになってしまっている方がいるのは事実。
クレジットカードがブラックになる原因には大きく分けて下の3つがあります。
1.支払いの延滞がある
クレジットカードやキャッシング等で借りたお金を期日までに返済できないと、「延滞」になります。
しかし1年に1回程度、口座にお金を振り込むのをうっかり忘れてしまったが、即入金した。
というくらいならまず大丈夫です。
ただし、1年に複数回延滞していると問題にされる可能性がでてきます。
さらに2か月以上も延滞するとほぼ完全にブラックということに。
通常、返済が遅れた場合はクレジットカード会社から電話が入ります。
知らない電話番号からの着信は無視される方も多いですが、クレジットカード会社の電話番号は登録しておいた方が良いですよ。
「ついうっかり」は誰にもありますから。
ちなみに支払いの延滞については奨学金も同じ扱いです。
奨学金の場合は、申請すると猶予などの方法も取ることも可能なので、遅れそうな時はすぐに機関へ連絡を入れるようにしましょう。
2.自己破産や任意整理などの債務整理を行っている
借りたお金の返済が不能になり自己破産したり、減額交渉等の任意整理を行った場合は、ブラックリストに載ります。
ただし、過払い金返還請求の場合はブラックリストには載りません。
3.携帯電話の分割払いが未払い
携帯電話の本体代を分割にして、月々の料金と一緒に支払っている方は多いと思います。
毎月の料金と一緒に支払うのでローンという感覚がなくなりがちですが、これも借入金に違いありません。
毎月、催促が来てから支払っているという方はブラック入りする危険大です。
ブラックになってしまわないよう、毎月きちんと支払うようにしましょう。
4.申し込みブラック
短期間に何社ものクレジットカードを作ろうとすると、ブラック入りしてしまう可能性があります。
はっきりとした規定はありませんが、半年間以内に4社以上のクレジットカードを作ろうとすると審査に落ちてしまう場合が多いようです。
せどりをする場合、2枚程度のクレジットカードを組み合わせて使う人が多いと思います。
申し込みの際は「片っぱしから申し込んで、審査に通ったカードからどれを使うか決める」といった考え方はNGです。
よく選考してから、申し込むカード会社絞り込むようにしましょう。
5.クレジットカードの違法な使い方をする
クレジットカードの違法な使い方としてよく耳にするのが、「クレジットカードの現金化」です。
クレジットカードの現金化とは、例えば10万円の商品をカードで購入し、8万円で業者に買ってもらって、8万円の現金を手に入れるといったものです。
この方法が違法であるのはもちろんのこと、冷静に考えたら何のメリットもありません。
このブログをお読みの方にそんなことをする方はいないと思いますが、クレジットカードの現金化がカード会社にばれるとカードは解約され、ブラックにもなります。
信用情報機関 JICC、CIC とは
私たちがクレジットカードを使って支払いをしようとしたり、新たなクレジットカードの入会申し込みをした際、クレジットカード会社は「日本信用情報機構(JICC)」や「シー・アイ・シー(CIC)」といった指定信用情報機関に照会して審査を行います。
指定信用情報機関にはクレジットカードの信用情報が一括して管理されています。
審査の際に前章で解説したような、支払いの延滞や携帯料金未払いなどの問題が発覚すると、「カードの使用不可」、「入会不可」となる仕組みです。
信用回復までにかかる期間
下の表は、JICCおよびCICにおける長期延滞や自己破産等の情報の保有期間です。
JICC | CIC | |
契約内容 | 5年 | 5年 |
長期延滞 | 1年 | 5年 |
自己破産、任意整理等 | 5年 | 5年 |
延滞とは61日以上または3か月以上にわたる長期間の延滞のことです。
JICCでは長期延滞があった場合の情報保有期間が1年となっていますが、CICとJICCは相互に交流があるため、延滞情報は5年間は消えないことになります。
信用回復には、最低5年間はかかるということですね。
ブラックリストに載ってしまった場合の対策
これまで述べてきたような理由でブラックリストに載ってしまった場合、信用が回復するまでどういった方法でせどりを行えばよいのでしょうか?
ここでは4つの方法をご紹介します。
1.現金で仕入れる
まず考えられるのが、現金で仕入れる方法ですね。
取扱商品にもよりますが、最低でも10万円は必要だと思います。
10万円もお金がない…
という方もいらっしゃるかも知れません。
しかし仮にクレジットカードを持っていたとしても10万円程度の現金は必要ですので、まずは10万円を貯めましょう。
10万円を最短で貯めるには、
- アルバイトをする
- 不用品を売り払う
この2つが最も簡単で手っ取り早いと思います。
まずアルバイトは短期間で間違いなくお金が手に入ります。
不用品は、使用していないスマホや専門書、コミックなどは結構な値段で売れたりします。
売る物なんて何もないと言う人がいますが、衣類やパソコン周り、バッグ、おもちゃなど探せばあるもんですよ。
不用品の販売はせどりの予行演習にもなるので、ぜひ行ってみてください。
2.プリペイドカードを使う
プリペイドカードとは、先にカードにお金をチャージしておいて、商品を購入する際にはそこから支払うといったものです。
クレジットカードとの大きな違いは、クレジットカードは翌月に支払いますが、プリペイドカードは先払いだということです。
プリペイドカードのメリット
プリペイドカードは審査が必要ないので、カードがブラックの人でも問題なく作ることが可能です。
現金をチャージして使うので、銀行口座も必要ありません。
購入時にはVisaやMaster カードとして使うことができます。
プリペイドカードのデメリット
一度チャージしたら払い戻しができません。
また、当然ですがチャージ残高以上は使うことができません。
支払い回数は1回払いのみで、分割払いには対応していません。
3.デビットカードを使う
デビットカードでの支払い分は、銀行口座から引き落とされます。
購入時にはVisaやMaster カードとして使うことができます。
デビットカードのメリット
プリペイドカード同様に、審査は必要ありません。
銀行口座の残高がそのまま支払いに使われるので、チャージをする必要がありません。
デビットカードのデメリット
銀行口座を作る必要があるので、口座開設には銀行での審査があります。
万一不正使用された場合は、銀行口座の残高が全て直結しているので、プリペイドカードよりはリスクが高いと言えます。
4.消費者金融のクレジットカードを使う
プリペイドカードやデビットカードといった選択肢はあるにしても、せどりにはやはり後払いが可能なクレジットカードが一番やりやすいですね。
消費者金融のクレジットカードとして代表的なものには、「アコムACマスターカード」や「ライフカード」があります。
消費者金融のクレジットカードは一般のクレジットカードと違って、審査基準がキャッシングの基準になります。
そのため、比較的審査に通りやすいといった特徴があります。
必ずしも通るとは限りませんが、クレジットカードがブラックで困っている方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
消費者金融のクレジットカードのメリット
まず先述のように、審査に通りやすいというメリットがあります。
また、プリペイドカードやデビットカードはきちんと支払いを行っても、クレジットヒストリーと呼ばれる支払いにおける信用度が上がることはありません。
しかし、商品者金融のクレジットカードなら信用が積み重なるといったメリットがあります。
また、期日までに支払いを済ませれば利息は無料です。
消費者金融のクレジットカードのデメリット
消費者金融のクレジットカードは期日までに支払えば無利息ですが、遅れた場合の利息は一般クレジットカードのものより高めです。
また、消費者金融には総量規制という決まりがあり、年収の1/3以上は借りることができません。
まとめ
ないに越したことはありませんが、クレジットカードがブラックになってしまうことは実際にあります。
そんな場合でもせどりは諦めずにできるということがおわかりいただけたでしょうか。
今回のポイントは、
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以上の3点です。
繰り返しますが、クレジットカードの支払期限にはくれぐれも気を付けましょう。
そして万一ブラックになった時もせどりを諦める必要はありません。
そんな時には今回の記事を参考に、対処方法を考えてくださいね。
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