Amazonせどりでは、仕入れる前に商品の利益額や利益率を把握するのはとても大切です。
それと同時に、ROI(投資利益率)を知っておくことも重要なポイントです。
利益率に関しては、間違った方法で計算している人も少なくないようです。
この記事では、せどりでの正しい利益率と利益額、
ROIの計算方法について詳しく紹介します。
せどりの利益額と利益率計算
引用元:https://www.amazon.co.jp/
せどりの利益額と利益率を考えることは、資金の運用効率の点でも非常に重要です。
例えば、1万円で商品を仕入れる場合、利益額が1,000円の商品と3,000円の商品では、
利益率に大きな差が出てきます。
せどりの利益額計算
せどりの利益額は以下の方法で計算します。
販売価格-仕入れ価格+楽天などの獲得ポイント-Amazonポイント-Amazon手数料
例えば、以下の商品を仕入れるとします。
引用元:https://www.amazon.co.jp/
この商品を1万円で仕入れ、Amazonで2万円で販売した場合、
利益額の計算式は以下のようになります。
この例では、計算しやすいように楽天の獲得ポイント、
Amazonポイントを0で計算しています。
20,000円-Amazon手数料-10,000円
Amazonの手数料は、FBA料金シミュレータを利用すれば、
「商品価格」と「仕入れ原価」を入力するだけで簡単に計算できます。
赤で囲ってある部分がAmazonの手数料になります。
引用元:https://sellercentral.amazon.co.jp/hz/fba/profitabilitycalculator/index?lang=ja_JP
Amazonの手数料合計は2,504円、利益額は7,496円になることが分かります。
20,000円-2,504円(Amazon手数料)-10,000円=7,496円
※上記の利益額には、商品を自宅からFBA倉庫へ納品するまでの配送料は含まれていません。
倉庫への配送料は自身が住んでいる地域や運送会社によって違ったり、
1つの段ボールの中に商品を何個詰められるかによって、
1商品あたりの納品送料は異なってきます。
この点には注意が必要です。
せどりの利益率計算
せどりの利益率は以下の方法で計算します。
利益率=利益額÷販売価格×100
前の項で例にした商品の場合、利益率は以下のようになります。
7,496円÷20,000円×100=37.48%
実は利益率もFBA料金シミュレーターで簡単に確認することができます。
引用元:https://sellercentral.amazon.co.jp/hz/fba/profitabilitycalculator/index?lang=ja_JP
間違った利益率計算
中には、間違った計算方法でせどりの利益率を計算している人も少なくないようです。
- 正しい利益率計算方法=利益額÷販売価格×100
- 間違った利益率計算方法=利益額÷仕入れ価格×100
利益額を販売価格ではなく仕入れ価格で割っているケースです。
上記のように間違った計算方法では、利益率が大幅に大きくなってしまいます。
前の項で例にした商品の場合、間違った方法で利益率を計算すると以下のようになります。
7,496円÷10,000円×100=74.96%
この場合、利益率が倍になってしまうのが分かります。
せどりの利益計算アプリ
引用元:https://apps.apple.com/jp/app/amazon-seller/id794141485
店頭など、スマホで利益計算を行いたい場合にはAmazon Sellerアプリが便利です。
スマホにアプリをインストールしたら、
利用しているAmazonのアカウントでログインします。
ログインすると以下のような表示になります。
右上にあるカメラマークまたは「商品登録」から商品を検索できます。
ここでも先程例にしたワープロを検索してみます。
赤で囲ってある部分をタップします。
「販売価格」と「仕入れ原価」を入力すると利益が表示されます。
「FBA料金シミュレーター」の表示と違い、
ここでの手数料には「在庫保管手数料」が含まれていません。
せどりの利益率・目安と理想は?
引用元:https://leverage-share.com/study/post-888/
せどりで目安となる利益率を決定するためには主に以下の要素が関わってきます。
- 新品
- 中古
- 仕入れ価格
- 利益額
- 回転率
そのため、一概には決められません。
せどり初心者の目安としては、新品の商品であれば、
最初は利益率15%程度を目標にすれば良いと思います。
しかし、利益率だけに拘りすぎると、利益が出る商品を仕入れずに、
結果としてトータルの利益額を減らしてしまう可能性があります。
目標とする利益率が15%の場合でも、仕入額1,000円で利益率が10%の商品を見つけた場合、
その商品のランキングが高く、高回転が期待できるなら、仕入れるべきだと思います。
なぜなら、せどりの目的は利益率をアップさせるためではなく、
利益を上げるためだからです。
仕入れ金額が小さく、高回転でリピート仕入れが可能な商品なら尚更仕入れるべきです。
せどりのROI(投資利益率)とは
引用元:https://airregi.jp/magazine/guide/2260/
ROI(投資利益率)とは、投資した資金がどの位増えたかの率になります。
せどりは手持ちのお金で商品を仕入れ、仕入れた商品が売れることでまたお金に変わります。
その意味では、せどりはある種の投資だとも考えられます。
ROI(投資利益率)は以下の方法で計算します。
ROI=利益額÷仕入れ価格×100
例として、5,000円で仕入れた商品を15,000円で販売し、
利益額が10,000円の場合で計算してみます。
利益額10,000÷仕入れ価格5,000×100=200%
この例では、5,000円の資金に対して200%、
つまり2倍、1万円の利益を得られることが分かります。
一般的な投資の場合、ROI(投資利益率)は年利で5~20%程度と言われています。
この数字を見ると、せどりのROI(投資利益率)がいかに高いかが分かると思います。
まとめ
せどりでは利益額、利益率、ROI(投資利益率)をトータルで考える必要があります。
ただし、利益率だけを重視するあまり、
高回転なのに利益率が低いだけで商品を仕入れないのは勿体ないです。
利益率だけでなく、仕入価格、利益額、回転率も考慮して、
仕入れる商品の選別をするようにしましょう。
この記事が、読者の皆さんの利益計算に役立てば幸いです。
コメント