Amazonせどりの基本は、Amazon本体が出品していない商品を仕入れることです。
しかし、Amazon本体が出品している商品でも、自身に出品権限があり、
商標権の問題がなければ出品することは可能です。
中には、Amazon本体が出品していても、
他の出品者がカートを取っている商品もあります。
そのため、Amazon本体が出品している商品全てを仕入れないのは勿体ないと言えます。
この記事では、Amazon本体が出品していても、
仕入れ可能な商品を見極める方法について詳しく紹介します。
Amazon本体が出品している商品の見分け方
引用元:https://www.amazon.co.jp/
Amazon本体が出品している場合には、商品ページの右側に記載されている、
「出荷元」と「販売元」が「Amazon.co.jp」と表示されています。
このような表示がされている場合には、Amazon本体が出品しているだけでなく、
Amazon本体がカートを取得している商品になります。
また、自身にこの商品の出品権限があるか確認するには、
その商品のASINコードをAmazonセラーセントラルの商品登録ページに入力します。
引用元:https://www.amazon.co.jp/
下の画像のように、「この商品を出品する」ボタンが表示されていれば、
この商品の出品は可能です。
引用元:https://sellercentral.amazon.co.jp/product-search/search?q=B0765TF9H2&ref_=xx_catadd_dnav_xx
Amazonの出品制限確認と解除方法についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
Amazon本体が出品している商品を仕入れても良い場合とは?
まず、一番最初に覚えておくべきことは、
「Amazon本体と価格競争をしても勝ち目はない」ということです。
Amazon本体より値下げしても、通常の場合、
Amazonはすぐにそれ以上の値下げをしてきます。
Amazon本体の価格はAIによるアルゴリズムによって価格改定されていますが、
その内容がどのようになっているのかは私達には分かりません。
Amazon本体と何度か価格競争を繰り返す間に、
ほとんどの場合、自身の出品価格は赤字になってしまいます。
そのため、Amazon本体が出品している商品は仕入れないのが大原則です。
しかし、Amazon本体が出品している商品でも、以下のパターンに当てはまる場合には、
その商品を仕入れられる可能性があります。
- Amazon本体がカートを取得しており、超高回転商品
- Amazon本体の在庫が少ない又は在庫切れ
- Amazon本体以外の出品者がカートを取得している
それぞれのパターンについて説明します。
Amazon本体がカートを取得・ランキングが高い
引用元:https://www.amazon.co.jp/
Amazon本体がカートを取得している商品の場合でも、
Amazonでのランキングが5,000位以内の超高回転商品の場合には、
Amazon本体が在庫を販売する速度を調整している可能性があります。
そのため、自身が出品した場合でもカートを取得できる可能性があります。
この場合には、その商品をテスト的に1個だけ仕入れてAmazon FBAに納品し、
売れるまでどの位の期間が必要かをチェックしてみることをおすすめします。
その商品を出品してみて、
短期間で売れるようなら追加で仕入れてみるのも良いと思います。
ただし、ランキングが低く回転が悪い商品の場合には、
カートを取得できる可能性は低いと考えられます。
その点には注意が必要です。
Amazon本体より値下げしただけでカートを取れる商品もある
Amazon本体が出品している場合でも、
例えば1円値下げして出品するだけでカートが取得できる商品もあります。
このような場合には、Amazon本体が仕入れ先のメーカーから、
指定価格より値下げしないように指示されている場合もあるようです。
もちろん、Amazon本体が値下げに追従してくる可能性もありますので、
前の項で説明した、1個だけテスト出品をしてみることが重要です。
Amazonの在庫が少ない又は在庫切れの場合
Amazon本体がカートを取得している商品でも、
商品説明に以下の表記がされている場合にはその商品は仕入れられる可能性があります。
いずれのパターンに該当する商品を仕入れる場合でも、
最初は1個だけテスト出品してみることをおすすめします。
- 一時的に在庫切れ、入荷時期は未定です
- 通常〇-〇週間以内に発送
- 通常〇-〇か月以内に発送
- ○○日に発送予定(無在庫)
一時的に在庫切れ、入荷時期は未定です。
引用元:https://11874.click/amazon-shipping
Amazon本体が在庫切れで入荷時期も未定になっている状態です。
この状態では、Amazon本体以外の出品者がカートを取得できるだけでなく、
定価以上のプレミア価格で販売できる可能性もあります。
注意点としては、Amazon本体の在庫が復活した場合、
売れるまで日数が必要になったり、価格競争により赤字になる可能性もあります。
通常○週間以内に発送
並行輸入品など、Amazon本体が在庫切れで再入荷までに日数が必要な商品です。
この場合にも、Amazon本体より高値で出品してもカートが取得できる可能性があります。
注意点としては、自身も仕入れて出品するまでも日数が必要な商品が多く、
自身の在庫が売れる前にAmazon本体の在庫が復活する可能性があります。
通常○ヶ月以内に発送
並行輸入品などの商品説明にこちらの表記がある場合、
Amazon本体が無在庫出品している可能性が高いようです。
この場合には、Amazon本体に注文が入ってから商品を仕入れるため、
通常の並行輸入品より更に発送までの日数が掛かります。
注意点としては、Amazon本体が無在庫で出品していても、
商品は既にAmazonに輸送中の可能性もあります。
そのため、自身がこの商品を仕入れた場合に、
商品説明に記載されている日数よりも遙かに早く在庫が復活し、
不良在庫を抱えてしまう可能性もあります。
Amazon本体以外の出品者がカートを取得している
Amazon本体が出品しているにも関わらず、
他の出品者がカートを取得している商品もあります。
例えば、下の画像の商品では、Amazon本体が出品しているにも関わらず、
他の出品者がカートを取得していることが分かります。
引用元:https://www.amazon.co.jp/
引用元:https://www.amazon.co.jp/
この場合には、Amazon本体の在庫が少ない、
又はAmazon本体がこれ以上値下げしないなどの理由が考えられます。
それでも、リスクを避けるため、まずはテスト的に1個仕入れて出品してみましょう。
Amazonが値下げに追従せず、
短期間で売れるようなら追加の仕入れを検討しても良いと思います。
まとめ
せどりでは、原則として、
Amazon本体が出品している商品は仕入れない方が賢明です。
ただし、Amazon本体が出品していても、
以下の場合にはカートを取得できる可能性があります。
- ランキング5,000位以内などの超高回転商品
- Amazon本体が在庫切れの商品
- Amazon本体が出荷まで数週間又は数ヶ月必要な商品
- Amazon本体以外の出品者がカートを取得している商品
上記に該当する商品を仕入れる場合でも、最初はテスト的に1個だけ出品して、
売れ行き、Amazon本体の値下げの有無を確認するようにしましょう。
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