前回の記事ではお勧めする商品のジャンルを紹介しました。
今回はお勧めの商品の特徴や、お勧めの仕入れ先を紹介します。
お勧めする商品の特徴
基本的にどんな商品でもせどりは可能ですが、
中には「特にお勧めできる商品の特徴」というものがあります。
ここではそんな「せどりでお勧めできる商品の特徴」を解説します。
有名メーカー
やはりネームバリューのある有名メーカーの商品を扱うのは有利です。
例えば中国輸入でノーブランドの商品を扱うと、
「その商品の良さ」を説明するのが大変です。
「安っぽくないか」
「不良品はないか」
「実際の色味と写真で違うのではないか」
と常に疑われます。
ネームバリューのない商品は極端に安いか、
特徴のあるものでないとなかなか買ってもらえません。
その点有名メーカーの商品は「品質が保証」されています。
例えばノーブランドのメーカーのスニーカーより
NIKEのスニーカーのほうが購入者側からしたら安心して買うことができます。
もちろんその分仕入れ価格は上がってしまいますが、
まったく売れないノーブランドや2流メーカーを扱うくらいなら、
薄利でも有名メーカーの商品を仕入れて確実に売っていく方がいいに決まっています。
特に最初商品の「訴求」がわからない初心者の方は
有名メーカーの商品が持つ「ネームバリュー」「安心感」は非常に有利に働きます。
小さくて単価の高い物
せどりをやる上で避けて通れないのが「商品の大きさ、重さ」です。
大きくて重たい物よりは、小さくて軽い物のほうが様々なメリットがあります。
大きくて重たいものは色々とコストがかかります。
Amazonで販売する場合は「配送料」。
FBAに送って保管してもらう場合、大きいと月々の「保管料」がかかります。
メルカリなどの場合は、送料は基本的に出品者負担ですから
大きい物は送る際の送料が高くなります。
その分は当然利益を圧迫します。
例えば1000円の商品を売ったとします。
らくらくメルカリ便で、小さなアクセサリーやCDなどはネコポス195円で送れます。
しかしある程度の大きさのものは宅急便になります。
メルカリ便の最低サイズ60サイズでも600円かかります。
同じ価格で売れた商品でも商品でも、小さい物は805円の利益。(手数料は考慮してません)
大きい物は400円の利益です。
100個売ると40500円の差が付きます。
薄利多売の商品ならなおさらサイズの差が響いてきます。
送料以外にも自宅に保管しておく際も大きいとスペースを圧迫します。
発送の際、大きい段ボールが必要になりますし、商品を保護する梱包材も多く使います。
もちろん小さくても利益の出ない商品を扱うくらいなら
大きくて利益の出る商品のほうがいいですが、
同じ利益率なら小さくて軽い物のほうが効率良く稼ぐことができます。
扱いやすい物
初心者が簡単に成果を出すためには扱いやすいジャンルを扱う、
ということも必要になってきます。
これだけ聞くと何を言っているかわかりませんね。
「Amazonで扱いやすい物」といえばいいでしょうか。
Amazonでは「販売しやすい物」と「販売しにくい物」があるんです。
せどりで稼ぐなら基本的に販売先はAmazon一択です。
ですが、Amazonはヤフオクやメルカリに比べて非常に規約が厳しいです。
ジャンルによってはカテゴリー申請解除手続きが必要になります。
解除手続きにはメーカーの請求書(領収書じゃないですよ)が必要だったり、
審査にパスする必要があったりと非常に面倒です。
初心者がこの手続きをしようとするとほぼ間違いなく心が折れてしまいます。
扱いたいジャンルの解除申請が必要かどうかはアカウントによって違いますので、
扱いたいジャンルが見つかったらまずは販売できるかどうかを確認しましょう。
お勧めの仕入れ先
それでは最後に、初心者~中級者にお勧めの仕入れ先を公開します。
僕も普段から仕入れている場所ばかりなので稼げることは保証します。
後は「何を仕入れるか」だけです。
是非参考にしてください。
家電量販店
やはり基本はここですね。
ヤマダ電機やエディオン、ジョーシン電機にビックカメラなどなど。
あえて店名ではなく家電量販店としたのはどこでも稼げるからです。
家電量販店は家電だけじゃなく、
おもちゃ、ゲーム、日用品、雑貨など様々なものを扱っています。
しかも安いです。
うまくセールやポイント還元を利用すると1日でがっつりと仕入れができます。
あちこちのサイトに情報が沢山出ているため、
飽和状態だと思われがちですが、まだまだ普通に稼げます。
初心者のせどらーは相場の勉強にもなりますので、まずは一度足を運んでみてください。
各家電量販店のネット通販もお勧めですよ。
ハードオフ
資金が少なくて済み、利益率も高いことから副業としても人気の中古せどり。
その中古せどりのメインとなるのがハードオフです。
ハードオフは広い店内に様々なジャンルの商品を置いています。
場所によってはホビーオフなどの専門店化していることもあります。
独自の値付けで、Amazonとの価格差を取れる商品も多く、中古せどりには欠かせません。
ただし、商品は1点ものなので、毎月安定した利益を出すには
幅広いジャンルの商品知識が必要になる点には留意しておきましょう。
セカンドストリート
ハードオフと同じく中古リサイクルチェーンのセカンドストリートです。
ハードオフとの違いですが、若干「アパレル」に強い傾向にあります。
(僕の地域ではそうです)
アパレルの中古せどりがメインならこちらを優先的にリサーチしてもいいかもしれません。
もちろん家電や楽器なども扱っているので、アパレル以外のせどらーも稼ぐことが可能です。
ドン・キホーテ
驚安の殿堂ドン・キホーテ。
ドン・キホーテもせどりにお勧めの店舗です。
ドン・キホーテは在庫を豊富に抱えていることが多く、
例え300円ほどの利益しか出ない商品でも
100個200個と仕入れて薄利多売で売り、まとまった利益にすることができるんです。
店員さんとの交渉次第では多店舗からの取り寄せも可能です。
ドン・キホーテで扱っている商品は
基本的に人気の商品ばかりなので回転率も心配いりません。
セール品がほかのせどらーと被りやすいというデメリットはありますが
それでも十分魅力的な仕入先です。
メルカリ
メルカリは仕入れ先として非常に優秀です。
慣れている人はメルカリ→Amazonだけで利益を出している人もいるくらいです。
メルカリの利点は「相場を調べない人が多い」という点です。
本来10000円で売れるものを4000円くらいで出品していたり、
値下げ交渉に応じてくれたりする出品者も多いです。
しかもヤフオクと違って即決システムなので、
提示された価格で購入すれば後から価格が吊り上がることもありません。
お買い得商品を見つけたら購入する。
これだけで利益確定です。
しかも利用者が多いため、商品数も豊富。
リサイクルショップと違って商品が枯渇することがありません。
販売先としても優秀ですが、むしろ僕は仕入れ先として利用していることが多いですね。
ヤフオク
メルカリ同様ヤフオクも仕入れ先として安定しています。
最近では「フリマ出品」というメルカリのシステムによく似た即決システムを導入しているため、仕入れの幅が広がりました。
オークション形式で利益の出そうな予算で入札(自動入札)しておいて、
一方でフリマ出品で掘り出し物を探す。
これだけである程度収入が見込めそうですね。
ラクマ
最近CMをバンバンやっているラクマです。
昔は利用者が絶望的に少なく、
はっきり言って何の役にも立たなかったんですが、最近じわじわと利用者が増えています。
その魅力はやっぱり手数料です。
ヤフオクの8.64%やメルカリの10%と比べるとラクマは3.5%と半額以下です。
そのため、商品をその分安く出している人がいます。
また、メルカリなどに比べるとまだまだ利用者は少ないので、
仕入れライバルが少ないというメリットもあります。
出品数もそれなりに少ないのですが、掘り出し物が時折見つかります。
ニッチな商品を得意としている人にはいいと思います。
また、手数料が安いので、仕入れ先としてだけではなく、
「高額で人気のある商品の販売」にも向いています。
高額家電なんかは時々Amazonよりも利益が出ることがありますよ。
とはいえ、やはり利用者は多くないので回転率が悪くなりますけどね。
LOHACO
ネット仕入れの場合、
楽天やYahoo!ショッピングもおすすめなんですが、あえて僕はLOHACOを推します。
LOHACOはAskulが運営する通販サイトです。
食料品や日用品に強いという特徴があり、また同業者のチェックも甘いため、
Amazonや楽天で売り切れている廃番商品なども見つかります。
在庫も豊富なため、100個、200個と注文することが可能です。
まとめ
せどりができない商品、店舗はありません。
どんな商品、どんな店舗でもせどりはできます。
ですが、効率の良いジャンル、稼ぎやすい商品、仕入れが簡単な店舗はあります。
あえて難易度の高いせどりから始める必要は全くありません。
まずは家電量販店やリサイクルショップを巡り、需要と回転率の高い商品を扱って「稼ぐ」「物が売れる」という感覚を身に付けましょう。
今回上げた商品や店舗はそのほとんどが王道中の王道の商品や店舗ばかりです。
今更公開するような情報ではないかもしれません。
しかし、誰でも稼げる王道だからこそ情報も多いんです。
どんなジャンルに参入してもライバルは確実にいます。
それはニッチなジャンルも然りです。
「ライバルを避ける」のは難しいです。
だったら王道の商品と店舗でライバルの隙を突く仕入れをしましょう。
その感覚はやがてニッチな商品や店舗で勝負するときに非常に役に立つはずです。
まずは儲かる商品、店舗でしっかりと利益を出してみましょう。
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