Amazonで安全にせどりをしていく上で、
Amazonの「パフォーマンス指標」は非常に重要な数値です。
Amazonのパフォーマンス指標が低下した場合には、
Amazonから「パフォーマンス低下」の通知メールが届きます。
Amazonのパフォーマンス指標が一定の数値以下になってしまった場合には、
Amazonの出品用アカウントが停止されたり、
商品の出品停止などのペナルティを受ける可能性があります。
この記事では、Amazonから「パフォーマンス低下の通知メール」
が届いた場合の対処法について詳しく紹介します。
Amazonのパフォーマンス指標とは
引用元:https://sellercentral.amazon.co.jp/performance/dashboard
Amazonの「パフォーマンス指標」は、Amazonでの注文不良率やキャンセル率、
配送不良や規約違反など、「出品用アカウントの健全性」に関する数値です。
Amazonの「パフォーマンス指標」は、Amazonセラーセントラル下部にある、
「パフォーマンス」メニューの「アカウント健全性」から確認することができます。
引用元:https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/homepage.html/ref=xx_home_logo_xx
Amazonの「パフォーマンス指標」は主に以下の3つの項目に分かれています。
- カスタマーサービスのパフォーマンス
- 規約の遵守
- 出荷のパフォーマンス
引用元:https://sellercentral.amazon.co.jp/performance/dashboard
Amazonのパフォーマンス低下の原因は?
引用元:https://affiliate-free-illust.net/down-arrow-free-illustration
Amazonの「パフォーマンス低下」に影響する項目には主に以下があります。
- 注文不良率
- キャンセル率
- 出荷遅延率
- 追跡可能率
- Amazonの規約違反
上記の内、いずれかの項目のパフォーマンスが一定以上の数値になった場合には、
Amazonのパフォーマンス低下と判断され、「パフォーマンス通知」メールが届きます。
また、Amazonセラーセントラルの上部に、
「パフォーマンス通知に関するお知らせ」も表示されます。
引用元:https://fujippulin.com/urikata/4633/
「パフォーマンス通知」の内容は、Amazonセラーセントラル下部にある、
「パフォーマンス」メニューの「パフォーマンス通知」から確認することができます。
引用元:https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/homepage.html/ref=xx_home_logo_xx
Amazonのパフォーマンスが低下すると、
出品用アカウントの停止などのペナルティを受ける可能性があります。
それぞれのパフォーマンスの項目について説明します。
注文不良率増加によるパフォーマンス低下
Amazonの「注文不良率」は、
過去60日間の合計注文数に対する注文不良数の割合を示した数値です。
Amazonで出品を続けるためには、注文不良率を1%未満に抑える必要があります。
万が一、注文不良率が1%を超えた場合には、
出品用アカウントが停止になってしまう可能性があります。
キャンセル率増加によるパフォーマンス低下
Amazonの「キャンセル率」は、
自己発送の出品者にだけ適用されるパフォーマンス指標です。
過去7日間で出品者の都合によりキャンセルした注文の割合を示した数値です。
Amazonで出品を続けるためには、
注文のキャンセル率を2.5%未満に抑える必要があります。
万が一、キャンセル率が2.5%を超えた場合には、
出品用アカウントが停止になってしまう可能性があります。
出品用アカウント停止以外のペナルティとしては、
キャンセルが発生した商品のASINが出品停止になる場合もあります。
この場合、出品停止になってしまった商品の出品を再開するためには、
メーカーなどが発行した請求書を提出する必要があります。
Amazonに提出する請求書に関しては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
出荷遅延率増加によるパフォーマンス低下
Amazonの「出荷遅延率」も、
自己発送の出品者だけに適用されるパフォーマンス指標です。
出荷遅延率は、過去10日又は30日間の注文数に対する数値です。
Amazonで出品を続けるためには、出荷遅延率を4%未満に抑える必要があります。
万が一、出荷遅延率が4%を超えた場合には、
出品用アカウントが停止になってしまう可能性があります。
追跡可能率低下によるパフォーマンス低下
Amazonの「追跡可能率」も、
自己発送の出品者だけに適用されるパフォーマンス指標です。
追跡可能率は、30日間の注文数に対する、
商品の購入者へ有効な問い合わせ注文番号が連絡されている配送の割合です。
Amazonで自己発送による出品を続けるためには、
追跡可能率で95%を超える数値を維持する必要があります。
万が一、追跡可能率の数値が95%を下回った場合には、
Amazon FBA以外での出品が制限されてしまう可能性があります。
Amazonの規約違反によるパフォーマンス低下
出品中の商品がAmazonの規約に違反していたり、
「知的財産権に関する苦情」が来た場合にも、
Amazonのパフォーマンス低下の原因となります。
「知的財産権に関する苦情」に関しての対応は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
Amazonのパフォーマンス低下によるペナルティは?
引用元:https://business.ntt-east.co.jp/content/haccp/article/dif.html
Amazonのパフォーマンス低下によるペナルティには主に以下の内容があります。
- 出品用アカウントの停止
- キャンセルが発生した商品の出品停止
- Amazon FBA以外での出品制限
もし、Amazonの出品用アカウントが停止されてしまった場合には、
売上金も出金制限されてしまうため、仕入れ資金の面で死活問題となります。
また、商品が出品停止になってしまった場合、
出品を再開するためには正規品であることを証明する、
メーカーなどの請求書の提出が必要になります。
パフォーマンス低下の通知メールが届いた場合の対処法
引用元:http://www.3rduncle.com/archives/33
Amazonから「パフォーマンス低下」の通知メールが届いた場合には、
メールの内容を確認するだけでなく、Amazonセラーセントラルの「パフォーマンス通知」、
「アカウント健全性」も確認して、パフォーマンス低下の理由をチェックしましょう。
注文不良率の増加に関する対処法
Amazonの注文不良率に影響する注文不良数としてカウントされるのは、
主に以下の項目があります。
- 購入者からの低い評価
- Amazonマーケットプレイス保証の申請
- クレジットカードのチャージバック
Amazonのパフォーマンス低下の理由が、
「注文不良率」の増加に関するものだった場合には、
商品の購入者に連絡することで、「注文不良数」を減らせる可能性があります。
購入者からの低い評価
商品の購入者に連絡して、「評価の訂正」をお願いすることで、
評価を訂正してもらえる可能性があります。
Amazonマーケットプレイス保証の申請
購入者に連絡して謝罪と返金後に、
「マーケットプレイス保証の申請」の取り下げをお願いしてみましょう。
運良く「マーケットプレイス保証の申請」を取り下げてもらえた場合には、
Amazonのパフォーマンスの数値を回復することができます。
また、「Amazonマーケットプレイス保証」が申請された場合には、
Amazon出品用アカウント停止の原因となる「注文不良率」が1%未満の場合でも、
「一定期間カート取得率が0」になる可能性もあります。
そのため、速やかな対応が重要になります。
Amazonマーケットプレイス保証に関しては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
出荷パフォーマンスの低下に対する対処法
出品者都合の出荷前キャンセルが原因で、
該当する商品のASINが出品停止されてしまう可能性があります。
この場合、出品を再開するためには、
メーカーなどが発行する請求書を提出する必要があります。
Amazonの出品再開に必要な請求書に関しては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
また、在庫の紛失など、本来在庫を持っている商品にも関わらず、
出品者都合で注文をキャンセルしたことが原因で出品停止になる場合もあります。
このような場合にも、Amazonからのメールに返信して、
事情を説明し、意義を申し立てるようにした方が良いでしょう。
一番良くない対応は、Amazonからのメールを放置して返信しないことです。
まとめ
Amazonから「パフォーマンスの低下」の通知が来た場合には、
セラーセントラルの「パフォーマンス通知」、
「アカウント健全性」の内容を確認しましょう。
「パフォーマンス低下」の原因が「注文不良率」に関する内容だった場合には、
購入者に連絡して、評価の訂正や、
「マーケットプレイス保証の取り下げ」をお願いするようにしましょう。
Amazonの「パフォーマンス指標」に影響する数値は、
日頃からAmazonからのメールや「アカウント健全性」に注意していれば、
出品用アカウント停止などのペナルティを防止できる可能性が高いです。
Amazonでパフォーマンスの低下を防止するためには、
常にAmazonのアカウント健全性をチェックする習慣を身に付け、
Amazonからのメールの内容は必ず確認するようにしましょう。
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