Amazonの検索結果に上位表示されるためには、
Amazonプライムの出品者として表示されることが重要になります。
Amazonプライムマークが付いている商品は、
Amazonの倉庫から発送される出品者が多く、
購入者の安心感を得られやすくなります。
それ以外に、カートボックスも取得しやすくなるため、
プライムマークが表示されない出品者と比較すると商品が売れやすくなります。
しかし、現在では「マケプレプライム」のサービスを利用することで、
自己発送で出品している商品にもプライムマークを付けることが可能になりました。
自己発送の場合、Amazonでの売上を大きく左右するプライムマークですが、
2021年7月にマケプレプライムの条件が変更されました。
この記事では、Amazonマケプレプライムの変更内容、
改悪されたと言われている規約の内容を詳しく紹介します。
Amazonマケプレプライムとは
引用元:https://www.amazon.co.jp/
Amazonマケプレプライムは、自己配送で出品している大口出品者でも、
出品中の商品がプライムとして検索結果に表示されるサービスです。
以前はプライムとして表示される出品者はAmazon本体又はFBA配送の商品だけでした。
出品中の商品がプライムとして表示されることにより、
カートボックスが取得しやすくなるだけでなく、
購入者からの信頼が得られやすく、売上アップも可能になります。
それ以外にも、
Amazonプライム会員が利用できる「お急ぎ便」、
「配送料無料」のサービスも利用できるようになります。
また、自己配送のため、大型の商品を出品している場合でも、
Amazonに高額の保管料を支払う必要がないため、手数料の節約にも繋がります。
Amazonマケプレプライムで出品するメリットは以下の通りです。
- 検索結果で上位表示される
- Amazonのカートボックスが獲得しやすくなる
- Amazonプライムの対象商品となる
- お急ぎ便が利用可能となる
- 送料無料の表示が可能となる
- 危険物などFBA納品不可の商品でもプライム表示可能になる
Amazonマケプレプライムが改悪?
引用元:https://kokugo.jitenon.jp/eyecatch/6634.png
Amazonマケプレプライムの変更点は以下の通りです。
- 週末出荷への対応が必要
- マケプレお急ぎ便の目標値を達成する必要がある
- 標準サイズ商品の全国配送に対応する必要がある
マケプレプライムの規約変更後は週末出荷への対応が必要
Amazonマケプレプライムの規約変更後は、土日の出荷対応が必須となりました。
自社出荷をしている場合には、土日も社員が出勤して発送するなどの対応が必要になります。
また、物流倉庫に配送を委託している場合には、
委託先を土日も出荷対応可能な業者に変更する必要があります。
※注文を受けた日が祝日の場合は翌日の発送対応で問題ありません。
マケプレお急ぎ便の目標値を達成する必要がある
Amazonマーケットプレイスでは、
「お急ぎ便」の配送時間に関する目標値を達成する必要があります。
この数値は、
商品詳細ページに表示される「配送予定日」の日数が、
「1〜2日以内」と表示される割合になります。
例として、梱包された状態の重量が9kg以下、
外寸が45cm×35cm×20cmまでの標準サイズの商品の場合、目標値は以下の通りです。
- 配送予定日が1日以内と表示される商品詳細ページの閲覧率70%以上
- 配送予定日が2日以内と表示される商品詳細ページの閲覧率は85%以上
上記の配送予定日は、購入者に実際に商品が届くまでの日数となります。
そのため、注文から3日目以降に商品が届いてしまった場合には、
Amazonから警告を受けるため注意が必要です。
標準サイズ商品の全国配送に対応する必要がある
標準サイズの商品(梱包された状態の重量が9kg以下、外寸が45cm×35cm×20cmまで)は、
「プライム配送」の利用者に対して、
沖縄・北海道・離島を除く全国への配送に対応する必要あります。
対応できない場合、その商品はプライムとして表示される対象から外れてしまいます。
Amazonマケプレプライムの参加条件は?
引用元:https://www.amazon.co.jp/amazonprime?
Amazonマケプレプライムに参加するためには、
Amazonに「大口出品用アカウント」を登録している必要があります。
その上で、以前は「マケプレプライムトライアル」に登録し、
一定の条件を満たすことができればマケプレプライムの参加資格が付与されていました。
しかし、現時点ではマケプレトライアルへの新規登録は中止されています。
現在、Amazonでは、
既存の出品者が今回実施したマケプレプライムの変更に対応できるよう支援しています。
そのため、新規の出品者に対するマケプレプライムの登録と参加資格に関しては、
後日Amazonからアナウンスがあるようです。
まとめ
Amazonマケプレプライムは自己発送の出品者の場合でも、
Amazonプライムの対象商品として検索結果に表示されるサービスです。
Amazonプライムの対象商品となることにより、
Amazonの「カートボックス」が獲得しやすくなるだけでなく、
購入者は Amazonプライムのサービスが利用可能となります。
そのため、売上げアップに大きな影響があります。
2021年7月にマケプレプライムの規約が変更になり、以下の点が変更になり、
対応が必要となりました。
- 土日の配送対応
- 標準サイズ商品の全国配送
- お急ぎ便の2日以内配送への対応
尚、 Amazon FBAを利用している出品者の場合、
今回の変更により特に対応が必要な項目はないと思われます。
既にAmazonマケプレプライムに参加している出品者の場合、
今後はAmazonの「保管手数料」などを考え、大型の商品のみ自社発送とし、
標準サイズの商品はFBAを利用するなどの対応が考えられると思います。
自己発送で出品した場合、FBAで出品した場合、
それぞれのメリット、デメリットをしっかりと把握した上で、
Amazonマケプレプライムを利用するようにしましょう。
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