おもちゃせどりはせどりの中でも特に人気の高いジャンルですよね。
人気の秘密はその圧倒的な利益率です。
特にほかのジャンルの商品と違ってプレミア価格になりやすい商品が多く、
うまく仕入れれば安く買って高く売ることが可能です。
仕入れも決して難しくなく、コツさえつかめば近所のおもちゃ屋さんや
ネットショップで簡単に仕入れられるものが多いのも特徴ですよね。
そんなおもちゃせどり、もちろん適当に仕入れてもダメです。
どんなものでも高く売れるわけではありません。
特徴や人気商品を見極めないといけません。
今回はそんなおもちゃせどりについて解説します。
前編はおもちゃせどりのメリットやデメリットについて。
後編では具体的なアイテムを解説しています。
玩具せどりの特徴
おもちゃせどりはその名の通り世界中の様々な玩具を仕入れて販売する手法です。
ぬいぐるみやフィギュア、ゲーム、ブロックなどありとあらゆる玩具が対象です。
玩具は近年子供のおもちゃとしてだけではなく、
大人のコレクターも多いため一部の商品は市場での需要に対して供給が追い付かず、
値段が高騰しています。
物によっては定価の10倍を超える商品もあります。
そうはいっても子供のおもちゃです。
メルカリやヤフオク、店頭でも旬が過ぎたものは安く販売されていることが多いです。
売る側からしたら「古いおもちゃ」。
在庫処分しなければいけない商品で、それが高く売れるなんて思いもしないのです。
しかし古いおもちゃはコレクターやマニアが探している商品がたくさんあります。
そんな熱烈なコレクターやマニアの方は
いくら出してでもその「古いおもちゃ」が欲しいのです。
この売る側と買う側の意識のずれが大きいのがおもちゃせどりの特徴です。
つまりきちんとリサーチすると「旬が過ぎた古いおもちゃ」を安く仕入れて
「マニアが欲しがるアンティークなプレミア商品」として売ることができるのです。
これだけの意識の差というか価格差を利用できるせどりはあまり他では考えられません。
10年前の冷蔵庫が現在発売されている冷蔵庫より高く売れる事なんてないですよね。
ですがコレクターの多いおもちゃせどりでは
10年前の商品に現行品の何倍もの値段が付くことは珍しくないのです。
玩具せどりのメリット
玩具せどりのメリットは多数あります。
1.趣味を生かせる
大人になった今でもおもちゃが好きな方は多いですよね。
今は集めていなくても昔好きだった、という方もたくさんいるはずです。
男の人なら仮面ライダーやポケモン、アンパンマン。
女の人ならセーラームーンやプリキュア。
子どものころおもちゃに興味がなかった人なんてほとんどいないはずです。
自分の好きだった玩具は何となく価値が分かるはずです。
そんな下地のある知識を生かして始められるのがおもちゃせどりのメリットです。
好きだったおもちゃなら大体そのおもちゃの価値もわかりますよね。
つまり多くの人が一から相場を学ぶ必要がないのです。
2.データが豊富
おもちゃは非常に需要の高いジャンルです。
過去にも無数の商品が売買されてきました。
そのため、過去の落札、販売データやモノレートのデータが豊富です。
どんな商品をリサーチしても相場がわからないということがないでしょう。
つまり一か八かの仕入れが減るのです。
確実に利益の出せる商品だけを仕入れることができるので赤字になりにくいです。
3.仕入れ箇所が多い
おもちゃは様々な場所で仕入れることができます。
個人のおもちゃ屋は減ってしまいましたが、
大手の家電量販店やデパートなどで売られています。
他にもリサイクルショップやネットでも売られていますよね。
新品を扱うにしても中古を扱うにしても仕入れの選択肢が非常に多いです。
仕入れる商品に困ることはないでしょう。
4.プレミア価格になりやすい
おもちゃのジャンルは他のジャンルでは類を見ないくらい価値が高騰しやすいジャンルです。
人気のある廃版商品は定価の2倍や3倍程度の値上がりは珍しくありません。
中には10倍を超える価格まで高騰するものもあります。
他のジャンルでここまで高騰するものというのもなかなかないですよね。
しかも限られた一部の商品ではなく
比較的色々な商品にプレミア価格が付きやすいです。
5.古い商品や型落ち商品でも売れる
おもちゃせどりのメリットの一つに「価値が落ちにくい」という点があります。
家電商品などは年数がたってくると価値は下がります。
1年くらいならともかく5年以上経過した家電商品で
プレミアがつくなんて聞いたことがないですよね。
大体の商品は価格が下がります。
しかしおもちゃは年数がたっても価値が下がりにくいです。
寧ろ上がるものがあります。
これだけでもどれだけせどりの対象として優れているかわかりますね。
6.回転率が高い
おもちゃは世界中に需要があります。
大人から子供まで、好きな人が日本を含め世界中にたくさんいるからです。
そのため市場は非常に活発です。
毎日様々な場所でたくさんのおもちゃが売買されています。
メルカリなど閲覧数がわかる場所で出品してみるとよくわかるのですが、
おもちゃに関してはアクセス数がほかのジャンルに比べて桁違いです。
非常に需要が高く市場が活発なので回転率が非常に高く、仕入れて即売れます。
玩具せどりのデメリット
沢山のメリットがあるおもちゃせどりですが、半面デメリットもあります。
1.ライバルが多すぎる!
何といってもライバルが多すぎます。
おもちゃせどり特に人気なので他のジャンルに比べてライバルの数は桁違いです。
特に電脳せどりをやっているとライバルの多さにびっくりします。
回転率が高くて参入障壁が低くて利益率が高いおもちゃせどり。
これで人気が出ないわけがないですよね。
もちろんライバルは多いですがそれ以上に需要も多いので、
まだまだ稼げますがジャンルによっては仕入れに若干苦労するかもしれません。
2.保管スペースを取る
次に保管スペースの問題です。
おもちゃって箱を入れるとかなり大きい物が多いです。
10個積んだら人の背丈ほどの高さまで積みあがります。
自己発送でやる場合はかなりのスペースを必要とします。
本格的に始めると部屋の1つや2つ、平気で倉庫化します。
家族がいる場合はかなり厳しい問題になってくるでしょう。
ただ、おもちゃは回転率が高く長期保管になることはないのでFBAの利用をお勧めします。
3.再販や在庫復活などで価値が一気に下がる
プレミアを見込んで保管していた商品が
メーカー再販などで一気に価値が落ちることがあります。
再販じゃなくてもバージョン違いとか、色違いといったものでも
似たような商品が販売されると少なからず商品の相場に影響を与えます。
ただ、確率としては比較的低いですし、
時間が経てば相場が戻ることも多いので、そこまで気にしなくても大丈夫です。
交通事故レベルの確率です。
4.中古は検品や状態に気を遣う
中古のおもちゃせどりというのは非常においしいジャンルです。
格安で仕入れてきてコレクターに高く売ることができるので
利益率としては全ジャンルの中でもトップクラスです。
ただコレクター向けの商品なので状態に気を使います。
特に古い商品は箱の状態や商品自体の劣化具合、付属品の有る無し。
新品未開封かどうかといった所まで気にして仕入れないといけません。
コンディションと価格の組み合わせは無数です。
その相場をきちんと見極めて仕入れないといけないので結構疲れます。
中にはちょっとした見落としで
即悪い評価につながってしまう場合もあるので一瞬たりとも気が抜けません。
5.仕入れ資金は比較的多く必要
おもちゃは意外と単価が高い商品です。
数千円から1万円くらいが平均の価格帯です。
仕入れをしたくなる魅力的な商品が多く、あれもこれも仕入れようとすると
あっという間にかなりの仕入れ額になってしまいます。
家電せどり程ではありませんが、まとまった利益を得るつもりなら
最低でも10万~50万円ほど用意して始めたほうがいいでしょう。
次の記事ではもう少し具体的なおもちゃせどりの内容に踏み込んでいきましょう。
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