せどりで独立した後の注意点 独立はゴールではなくスタートです

前回の記事では、独立するための目安を解説しました。

せどらーとして独立する前に準備したり考えておくべきこと
せどり事業がある程度の規模になってくると 頭に浮かぶのは「独立」の二文字ではないでしょうか。 独立をすれば毎日会社に行かなくてもい...

今回は独立後について解説します。

独立後は負担が増える

独立して苦労する人の共通点としては

「独立後にお金がかかってくる」

ということを理解していない人が多いです。

独立後は今まで会社がやってきたすべての支払いに対して自分でやらなければいけません

会社員と同じ感覚でいると独立後の出費で生活が苦しくなってしまいます。

独立すると以下のような支払いがかかってきます。

  • 事業資金
  • 生活費
  • 国民健康保険
  • 国民年金
  • 各種税金

これらはすべてあなた自身が持っているお金から支払わないといけません。

特に国民健康保険と国民年金、住民税は会社員のように天引きされませんので
すべて自分で支払う必要があります。

これらの支払いについて解説していきます。

事業資金

まずは事業資金。

これを忘れる人はいないと思います。

ただし後述する各種支払いによって思った以上に
この事業資金が少なくなる可能性があることは覚えておきましょう。

生活費

副業でせどりをやっていると本業の給料は生活費、
副業で得たお金は副収入や事業資金と分けていた人もいると思います。

ですが、今後はせどりのお金だけで生活費も事業資金も賄う必要があります。

つまり財布が一つになるのです。

生活費に回せば事業資金が減り事業がうまくいかなくなると生活費が減るのです。

国民健康保険

会社員を辞めると社会保険から国民健康保険に切り替わります。

色々なケースがあるので一概に線引きはできませんが、基本的には負担は増えます。

会社員の場合は会社が保険料を半分負担しているためです。

しかも天引きではなく自分で払うので、より負担を大きく感じるでしょう。

国民年金

こちらも保険同様、厚生年金から国民年金に切り替わります。

同じく会社が半分負担してくれていたので、こちらも単純に負担は増えるでしょう。

しかも将来の年金受給額も厚生年金に比べて減ってしまいます。

できれば国民年金基金などに加入して、老後に備える工夫が欲しい所です。

各種税金

住民税なども自分で納める必要が出てきます。

実は一番の落とし穴はこの住民税です。

というのも、住民税は「その年の所得に合わせて来年の税額が決まる」のです。

もし、来年せどりで会社員時代ほど収入が見込めなくても
税金は会社員時代で計算されているのでかなりの額になります。

個人事業主になった翌年は特にこの税金が重く感じます。

天引きされていると「支払うもの」という意識が抜けがちです。

そのため、「収入=生活費、事業費」と考えがちですが、
これら支払うべきものの存在を忘れてはいけません。

独立で注意すべきこと

独立前は収入や仕事しか頭にないと思いますが、
実際独立すると様々な問題が起こってきます。

先ほどのお金の件もそうですが、それ以外にも様々な問題が出てくるのです。

ここでは独立後に増える負担について解説します。

独立後に問題になるのは以下の3つです。

  • 財布が一つになる
  • 利益を出そうと焦ってしまう
  • 仕事のみに集中できなくなる

財布が一つになる

まず、個人事業主が失敗する一番の問題といえばこの財布の問題です。

今までは「会社員の給与」と「せどりの収入」という二つのルートでお金が入ってきました。

給与は生活費、せどりの収入は事業費とうまくお金の住み分けができていたと思いますが、
独立するとこれがすべて一緒になります。

生活費も税金の支払いも仕入れ代も経費のお金もすべて一緒です。

ありとあらゆるお金が一つの財布に集中します。

これでうまくお金の管理ができなくなって生活か事業、
どちらかが破たんする人が多いのです。

財布が一つになったらより厳しくお金の管理をする必要があります。

利益を出そうと焦ってしまう

会社員時代はせどりで利益がでなくても本業の収入があるので生活も困りませんでした

せいぜいお小遣いがなくなるくらいです。

しかし独立後はせどりで「生活費」を稼ぐ必要があります

つまり「利益が出ませんでした」では困るのです。

利益という結果を出す必要があります。

しかし、結果を出そうと焦れば焦る程リサーチの精度が下がったり
売り急いで利益を目減りさせたりしてしまいます。

副業の時は順調に利益を出し続けられたのに、
本業にしたとたんになぜかうまくいかなくなってしまう人が非常に多いです。

それはすべて「稼がなきゃ」という「欲」によって正常な判断能力ができなくなるからです。

これも深刻な問題です。

なので独立するときは

「自分に間違いなく稼げるだけの知識とスキルがあるかどうか」

を確認しましょう。

仕事のみに集中できなくなる

事業主になると思った以上に「雑務」が増えます。

帳簿付けなどの経理はもちろん、役所に手続きに行ったり、
お金の管理をしなければいけなかったり、様々なトラブルも頻繁に起こります。

今まで仕事上のトラブルは少なからず上司や会社が処理してくれたこともあるでしょう。

ですが、独立後はすべて自分で処理をしないといけません

この作業に時間を取られ、せどりに集中できる時間が減ってしまうことも少なくありません。

その結果、見込みよりも稼ぐことができなくなるでしょう。

見込みほど稼げない→焦る→判断能力が低下して利益が出ない

という悪循環にはまって廃業というパターンも多いです。

独立後に考えておくこと

最後は独立した後に考えておくことです。

独立というのは第一歩であって、ゴールではありません

独立したら事業主として何十年も生活できるだけの利益を得ていかなければいけません。

たった数年で行き詰って会社員に戻るくらいなら
最初からサラリーマンとしてキャリアを積んだ方が明らかに効率がいいです。

せどりは安定した事業ですが、この世の中に確かなものは有りません。

大企業だってつぶれるかもしれません。

せどりが法律で禁止されるかもしれません。(あくまで仮定の話です)
また、せどりは販売先に依存する仕事です。

万が一Amazonのアカウントが凍結されたり、
何かの理由で仕入れ先がなくなったりすると途端に収入が途絶えます。

せどり一本だとせどりができなくなった瞬間に生活に困ってしまいます。

そうなったときに路頭に迷わないよう、せどりという事業を育てながらも
常に先のことも考えておかないといけません。

もちろんせどりと全く無関係の事業をやっても効率が悪いので、
最初はせどり関係の事業でかまいません。

自分のサイトを立ち上げて広告収入を狙う。

副業のノウハウをまとめて商材化する。

せどりに集中するのは大賛成ですが、常に保険はかけておく必要があります。

こういった事業展開も頭に入れておきましょう。

もちろん自分にせどり以外のノウハウがあればそれを育ててもいいでしょう。

大事なのは1つの仕事にすべて依存せずに
多角的な収入源を作ってリスクを分散させることです。

せどり以外考えていないという方は先ほど書いたようにブログやメルマガ、
商材やコンサルといった今自分が持っているせどり知識を
活かせる方向の事業を育てるといいでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

会社員にとって独立は非常に魅力的なものです。

時間にも人間関係からも解放されて働ける環境というのは誰しもが夢見る事でしょう。

しかしその一方、安易な独立は今までの生活を一変させ、
困窮させる可能性もはらんでいます。

もしあなたが独立を考えているなら、

  • 独立してやっていけるだけの見込みはあるか(主に金銭面)
  • 独立後に対するその絵は万全か(環境面)
  • 独立後のさらに先の展望はあるか(将来面)

この3つを今一度確認してください。

全ての条件がそろっているならせどりでの独立は
きっとあなたに時間的自由と精神的自由、そして金銭的自由を与えてくれるでしょう。

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