せどりを始めるために絶対に必要なものといえばパソコンです。
もちろんスマホやタブレットである程度の代用も可能ですが、作業効率が圧倒的に違います。
せどりでパソコンを使う頻度は非常に高いです。
そんな頻繁に行う作業をスマホでやると操作性が悪いですし、古いパソコンだと遅くてイライラすることもあります。
パソコンでないと使えないせどりツールなどもあるので、本気でせどりをやるなら1台用意しておきたいところです。
しかしパソコンというのは値段やスペックは千差万別。
もちろん高ければ高いほど良いのは間違いないですが、不必要に高いスペックのパソコンを買っても仕方がないですよね。
不必要なお金をかけるなら出費を抑えてその分を仕入れ代金に回すべきです。
パソコンに詳しい方やもうすでにそれなりのスペックのパソコンを持っている方はいいですが、これからせどりを始めるために1台購入しようと思っている方はパソコン選びに苦労すると思います。
今回はそんな「せどり用パソコン」について解説します。
また、すでに持っている人も、「せどりに最適なパソコン」を知ることで買い替える際の参考になるでしょう。
せどりに必要とされるスペックとは?
「せどりに使うパソコンなんて動けばなんでもいいんじゃない?」
こう思う方も多いですね。
確かに、副業程度のせどりなら高いスペックのパソコンは必要ありません。
Amazonをたまに開いたりショップで買い物ボタンを押すだけならパソコン自体いらないですからね。
それこそスマホ1つあれば十分です。
しかし、本気でせどりをやるならスペックの高いパソコンが絶対に必要です。
もちろん最新鋭のハイスペックPCでなくても構いません。
最低限「中の中」くらいのスペックのパソコンは用意してほしいです。
スペックの高いパソコンを使用することによって様々なメリットがあります。
・時間の短縮
・作業の効率化
・電脳中古せどりで有利になる
・各種ツールが使用可能
・故障のリスクが低くなる
何よりも大きいメリットが時間の短縮と作業の効率化です。
古いパソコンは起動にも時間がかかります。
もっさりとした起動のパソコンにはイライラしてしまうでしょう。
また、立ち上がってもwebページを開くのにも時間がかかります。
Webページが開くのを待つ時間というのは無駄以外の何物でもありません。
よく考えてください。
パソコンを開くときの待ち時間って何していますか?
ぼ~っと画面見ているだけでしょう。
この時間、絶対に無駄ですよね。
これが毎日頻繁にあると考えるとどれだけ無駄かわかると思います。
また、せどりは同時にいくつものページを開くことは日常茶飯事です。
Amazonの価格改定をしながらモノレートを開き、楽天で仕入れる商品のリサーチをする。
Amazonを開いて作業しながらせどりツール立ち上げる。
いくつものショップを同時に開いて1つの商品の比較検討をする。
こんな作業は当たり前です。
5ページも6ページも開くでしょう。
そんな時古いPCでは画面の切り替え一つでもカクカクしたり時間がかかります。
また、
・クリックしたらフリーズした。
・ラベルを印刷するにも変な待ち時間が発生する
こんな状態が毎日、毎回、起きるのです。
時間がもったいないのももちろんですが、ストレスもたまります。
もちろん効率的ではありません。
年間通すと何十時間も無駄にしているでしょう。
せどりは労働時間=利益です。
時間を無駄にしているということは利益を捨てているのと同じです。
パソコン代をケチったばかりに、年間通すとパソコン代の何倍もの金額を損することになるでしょう。
スマホ一つでもせどりは可能ですが、やはりパソコンがあると作業は断然楽になります。
入力作業や調べもの、出品作業もキーボードでやったほうが楽ですし早いです。
スマホ一つでせどりというのはあくまで
「できなくはない」
という意味です。
やはり本格的にやるならパソコンがないと困ります。
また、電脳中古せどりをやっている人にとってもパソコンのスペックというのは重要です。
中古の商品というのは基本的に1点ものです。
見つけたら即座に買わないといけません。
回転率が高く、高額で販売できる商品は中古で販売されてもすぐに売れてしまいます。
転売できるくらいお買い得な商品は、販売開始と同時に売り切れるケースも珍しくありません。
そんな時にもっさりとしたパソコンを使っていたらページを開いている間にほかの人も買われて売り切れてしまいます。
良い商品を狙うなら処理の早いパソコンは必須です。
また、せどりを効率的に行うために各種ツールを使用することもあると思いますが、Amazonで使うツールの中には非常に重たいものもあります。
もちろんスマホでは使えないものもあります。
古い低スペックパソコンでは重くてほとんど動かないとか、そもそも起動できないといった問題が出てきます。
あまりの古いPCの場合は最低限これらのツールが動くスペックに買い替えましょう。
あとは故障のリスクです。
もちろん新品だから壊れないとは限りませんが、それでも古いパソコンよりは故障のリスクは低くなります。
せどりは作業の中のかなりの割合をパソコンに依存します。
必要なツールもwebサイトも、大事なデータもすべてパソコンの中に入れているでしょう。
そんな大事なパソコンがある日突然故障して動かなくなったらどうしますか?
バックアップがあっても復帰まで時間もかかります。
人によっては数日間仕事にならなくなるでしょう。
パソコンが壊れるというのはせどりにとって一大事です。
「まだ動いているからいいや」
ではなく、できる限り壊れる前に買い替えましょう。
このようにパソコンを持っていない、もしくは古いパソコンを使用していると効率が悪くなったりせどりそのものに支障が出たりします。
せどりで重要視したいパソコンのスペックとソフト
では実際どのようなパソコンを買えばいいのか見ていきましょう。
パソコンには色々な性能や項目が表示されていますね。
せどりで見るべきスペック項目は以下の7つです。
1.OS
2.CPU
3.メモリ
4.ハードディスク
5.ディスプレイ
6.光沢処理
7.内蔵ソフト
項目が多いので順番に見ていきましょう。
1.OS
OSとはパソコンの基本システムです。
WindowsかMacか。
Linuxというものもありますが、マニアックなOSなのでここでは触れません。
最近ではiPhoneの人気に比例してMacも堅調に売れているようです。
しかしせどりに使うなら絶対にWindowsにしてください。
Macでせどりができないということはありませんが、細かいところで弊害が出ます。
Macの人気が出てきたとはいえ、Windowsは現在でもシェア80%以上を占めるOSです。
使用者が多いということは対応するソフトもツールも多く、また情報もたくさん開示されています。
何か問題が起こった時も同じ症状を解説してくれているサイトがすぐに出てきます。
またせどりツールの中にはWindowsにしか対応していないものがあります。
さらにMacの操作方法はWindowsとは全く違います。
あえてMacにする理由はありません。
他の仕事にも使うとか、そういった理由が無いようならWindows一択です。
2.CPU
次に重要な部品はCPUです。
CPUはパソコンにおける「頭」みたいなものです。
性能が高ければ高いほど頭の回転が速くなると思ってください。
画面の切り替えなどが高速で行えますし、そのほかパソコン全体の動作にも関わってきます。
CPUは様々なスペックがあり、初心者が全部を覚えるのは難しいので重要な部分だけ覚えておきましょう。
パソコンを買う、もしくは買い替えるときには
・i3
・i5
・i7
と書かれたパソコンを選んでください。
数字が大きければ大きいほど高性能です。
できればi5以上は欲しいですね。
そのほかにも色々ありますが、これ以外のCPUのパソコンをわざわざ買う理由はありません。
3.メモリ
メモリは性能が高ければ高いほど複数の処理が同時に、高速に行えます。
こちらも容量の大きい物を選んでください。
・4GB
・8GB
・16GB
8GBは欲しいですね。
16GBになるとややオーバースペックかもしれません。
勿論大きくて困ることは無いので、予算と相談して選びましょう。
4.ハードディスク(HDD)
ハードディスクは「記憶装置」です。
ファイルや画像といったデータを記録しておくための装置です。
容量が大きければ大きいほどたくさんのデータやファイルを記録しておけます。
大量の仕入れリストを保存したりや容量の大きいツールをインストールすることが可能です。
・128GB
・256GB
・512GB
・1TB以上
があります。
こちらもできだけ大きい容量のものを選んでください。
1TB以上のパソコンもありますが、せどりだけにしか使わないならそこまでの容量は必要ありません。
512GB~1TBあれば十分すぎるくらいです。
5.ディスプレイ
ディスプレイはできる限りサイズの大きいものを選んでください。
目が疲れにくくなりますし、入力作業や編集作業が楽になります。
20~26インチ程度の大きさが一般的です。
持ち運ぶことを考えたらノートは小さいほうが良いと思うかもしれません。
ですが、ノートでも色々な作業をやる場合はやはり大きいディスプレイのパソコンをおすすめします。
価格調査だけにしか使わないとか、用途が限定されるサブPCならこの限りではありません。
6.光沢処理
ディスプレイの種類に「光沢処理」という項目があります。
「グレア」「ノングレア」と呼ばれています。
グレア(光沢処理あり)のほうは色彩が綺麗に見えるという利点がありますが、その分ディスプレイがテカテカして目が疲れやすくなります。
せどりに色彩や色調はあまり必要ないので、ノングレア(光沢処理なし)を選びましょう。
7.内蔵ソフト
最後に内蔵ソフトです。
せどりに必要なソフトは「Microsoft office」です。
Excelでデータを作ったり、パワーポイントでAmazonのメイン画像用の写真を編集したり様々な場面で役に立ちます。
このマイクロソフトオフィスが入っていないパソコンも多いので見落とさないように注意しましょう。
後から入れると割高になります。
互換性のあるofficeソフトもありますが、使いにくかったり、不具合が出たりすることがあるのでおすすめしません。
まとめ
せどらーにとってパソコンは非常に頼りになるパートナーです。
作業のかなりの部分を依存します。
一番重要なアイテムと言っていいでしょう。
性能の高いパソコンを選ぶことによってせどりの作業効率は変わってきます。
ストレスも溜まりません。
一度買えば数年以上使えますし、せどり用なら経費にできるので、実質損をすることはありません。
これから何百万円と稼いでくれる相棒です。
超ハイスペックの最高級パソコンでもせいぜい20万~30万前後。
予算の許す限り高いスペックのパソコンを買っておきましょう。
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