せどりといえば簡単に始められるビジネスとして副業でも大人気です。
しかし副業レベルでもビジネスである以上、リスクはつきものです。
そのリスクが不安で本格的にせどりをためらっている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回はせどりのリスクについて解説します。
せどりで考えられるリスクとその解説。
またそのリスクをできる限り回避するための方法。
せどりを始める前、始めた直後に必要な情報が満載です。
リスクのないビジネスなんてありません。
大事なのはリスクを正しく理解し、できる限りのリスク対策を取ることです。
この記事を読んで是非正しいリスクについて学んで下さい。
せどりに潜む4つのリスク
せどりに潜む主なリスクは以下の4つ。
小さなものまで入れれば他にもありますが、
通常皆さんが不安に思うのはこの4つでしょう。
- 赤字・借金リスク
- 不良在庫リスク
- プラットフォーム依存リスク
- 初期費用リスク
この4つのリスクを一つずつ解説していきます。
赤字・借金リスク
一番最初に思う浮かべるのがビジネスの失敗によって発生する
「赤字・借金リスク」ではないでしょうか。
せどりはお金を扱うビジネスである以上、赤字も借金も当然無関係ではありません。
ですが実のところ、せどりはこの赤字や借金リスクは高くありません。
というのも、せどりは仕入れ前に入念なリサーチを行い、
市場で間違いなく売れるものを薄利多売で販売するビジネスです。
したがって、一か八かで仕入れることがありません。
もしせどりで赤字になってしまう人がいるとしたら
それはリサーチ方法が間違っているのです。
また、借金リスクも低いです。
通常事業で借金を背負うパターンというのは
開業資金で莫大なお金が必要になってしまうために起こります。
しかしせどりは開業資金が低くても始められるビジネスです。
店舗は必要ないですし、仕入れは持ってる資金内で始めることができます。
100万円なら100万円。
1万円なら1万円。
あるだけの資金で始めてください。
借金をしてまで開業する必要は有りません。
大きく儲けようとして借金をした場合は当然借金リスクは高くなりますが、
それはせどりに限った話ではありません。
借金してハイリスクハイリターンで勝負しようとする
その人自身のリスク体質によるものです。
また、せどりは基本現金ビジネスなので、
事業の失敗で再起不能になる程の借金を背負うことは有りません。
借金を負うとしてもせいぜいクレジットカードのショッピング枠程度です。
それにしたって在庫がある以上、丸々損失を被ることはありません。
不良在庫リスク
次に不良在庫リスクです。
物販ビジネスはどうしても仕入れたものが捌けなくて売れ残るというリスクがあります。
気が付くと部屋が在庫の山で埋まってしまうんじゃないか、
という不安があるかもしれません。
ただ、こちらも比較的心配はないと思います。
せどりは「回転率」をきちんと調べてから仕入れます。
つまり需要がある商品しか仕入れないのです。
まれに回転率の低い商品を仕入れる場面もあるとは思いますが、
基本的には需要の高いものを仕入れるので売れ残るというリスクは低め。
もし売れ残ってしまうとしたらリサーチが甘いか、値付けが高すぎる事でしょう。
どちらにしても値段を下げれば間違いなく売れるので
部屋が在庫の山で埋まるということはありません。
プラットフォーム依存リスク
せどりはAmazonやヤフオクといった個人で出品できるプラットフォームを
「間借り」して事業を行います。
もしAmazonやヤフオクがなくってしまったらせどりを続けることはできません。
しかし、Amazonやヤフオクといった世界に名だたる企業が
なくなる状況というのはあり得ないでしょう。
もしあればそれは世界恐慌レベルなので
せどりもサラリーマンも関係ありません。
全員廃業します。
唯一心配なのはAmazonによる「アカウント凍結」です。
AmazonがつぶれなくてもAmazonから「出入り禁止」を言い渡される可能性は有ります。
勿論そうなってしまえばせどり事業はかなり難しくなります。
そうならないよう、規約は絶対に遵守しましょう。
初期費用リスク
事業というのはお金がかかります。
店舗を借りたり、商品を仕入れたり。
必要なソフトやツールを導入する必要もあるでしょう。
しかしせどりは初期費用が非常に低いビジネスです。
副業レベルなら店舗は必要ありません。
部屋の一角で十分です。
また商品の仕入れも無理をする必要がありません。
自由に使える資金内で商品を仕入れればいいのです。
確かに資金が多ければ大きいほど利益も増えます。
しかしその反面赤字リスクも大きくなってしまいます。
無理して借り入れなどでせどりを始めてもいいことはあまりありません。
1000円しかないなら1000円の商品を仕入れて2000円で売れば資金が増えますよね。
10万円あれば利益率の高い中古せどりをやれば
副業としては十分な利益を出すことが可能です。
極端な話、0円からでもせどりはできます。
初期費用なんかなくても何とでもなります。
せどりのリスク対策の方法
先ほど解説した4つのリスクの対策について解説します。
赤字・借金リスク
赤字借金リスクに関しては
「正しいノウハウを学ぶ」「借り入れを行わない」ことが重要です。
せどりというのはきちんとしたノウハウがあります。
また正しい仕入れ方が存在します。
使うべきツールがあります。
これらを正しく理解することによって赤字に陥る可能性を減らすことができます。
そのためには正しい情報を持っている人やサイトから情報を吸収してください。
これがすべての基本です。
でないとせどりを始める意味がありません。
また、借入を行わない、自己資金以外でせどりをやらない。
これで借金リスクは減らせます。
借金はもちろん、慣れないうちはクレジットカードも使わず
現金で何個か仕入れるようにしましょう。
現金仕入れなら何をどうやっても借金なんかできませんからね。
こうしてリスクゼロで「ものが売れる感覚」を身に着けることで
徐々に利益の出る確率を増やしていくことができます。
不良在庫リスク
これに関しては仕入れ前にしっかりと「回転率」、つまり需要を確認することで防げます。
回転率さえ確認しておけば、少なくとも世の中その商品を欲しい人はいるわけです。
それでも在庫が残る場合は「値段が高い」だけの話で、
値下げすればあっという間にさばけるでしょう。
回転率さえ確認しておけば在庫を抱えるリスクはまずありません。
プラットフォーム依存リスク
Amazonやヤフオクがつぶれる可能性はないとして、怖いのはアカウント凍結リスクですね。
先ほども書きましたが、アカウント凍結は
「規約を守らない」会員に対して課すペナルティです。
規約を守っている限りは絶対に凍結されることは有りません。
とはいえ、中には知らないうちに規約を破ってしまうこともあるでしょう。
知らずにやったこととはいえ、企業はそんな事情を汲んではくれません。
特にAmazonは1回アカウント凍結されてしまうと解除が難しいこともあります。
Amazonだけに依存していると
万が一Amazonからアカウント凍結されてしまうと何もできません。
対策としてそんなときのためにAmazon以外の販路をいくつか確保しておくといいでしょう。
アカウント凍結を受けてから販路を作ろうとしても
評価やアカウントが育っていないため売れません。
Amazonで販売をしつつもヤフオクやメルカリ、ラクマなどでも
ちょっとずつ出品しておき、評価を作っておきましょう。
もちろん一番は絶対に規約を破らないことです。
現状Amazon以外で高い利益を出せる販路は存在しないので、
Amazonのアカウントは末永く大事にしたいものです。
初期費用リスク
こちらも先ほど書きましたが、せどりは初期費用はほとんど必要ありません。
仕入れ資金とちょっとした備品くらいです。
店舗は必要ありませんし、
仕入れは自分の持っている資金内で行うので借り入れは必要ありません。
対策は「借り入れを行ってせどりをしない」
これだけです。
まとめ
せどりはリスクの低い事業です。
初期費用も少なくて済みますし、絶対に最低限必要な資金額というものもありません。
ほかのどんな事業よりもリスクが低く、
それでいて稼げるビジネスであることは間違いありません。
しかしごくわずかとはいえ、在庫を抱えるリスクや
赤字になるリスクがゼロなわけではありません。
ただリスクを完全にゼロにした場合、
稼げる金額は本当に微々たるものになってしまいます。
冒頭でもお話ししましたが、大事なのはリスクをゼロにすることではなく、
リスクを正しく理解し、それをコントロールすることです。
幸いせどりはほとんどのリスクを自分でコントロールすることができます。
今回あげたリスクをきちんと把握し、対策を取り、しっかりと稼げるせどりをしましょう。
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