せどりを始めたもののなかなか売れない…
初心者のうちは誰もが経験する悩みですね。
しかし思い悩む必要はありません。
売れるのに理由があるように、売れないことにも当然ながら理由があります。
そして、その理由には決まったパターンがあるのです。
せどりで売れない原因は大きく分けて8種類。
今回の記事ではひとつひとつ解決策を提案します。
悩みを解決して、どんどん売っていきましょう!
せどりで売れない原因(1)レア物を狙いすぎ
店舗でバーコードを当てていて、見つけた商品。
もしくは電脳せどりでリサーチしていて、見つけた商品。
Amazonとの価格差にびっくりしたことはありませんか?
「おー!お宝見つけた!」ってドキドキしますよね。
たまにそんな商品が見つかります。
しかしレア物に注目しすぎると、なかなか売れないことに。
レアな商品は確かに売れると利益が取れますが、1年に1回とか半年に1回しか売れないんですよね。
▼モノレートのグラフでは下のような感じです。
2018年2月に一度売れただけで、後は売れていませんね。
<解決策>利益よりも回転優先
もし売れる商品を数多く持っているなら、たまにレア物を仕入れてみるのも良いかも知れません。しかし、せどりの王道はあくまでも回転優先です。
5,000円で仕入れて1年後に10,000円で売れたら確かに利益は5,000円ですが(他の経費は考えに入れずにお話ししています)、仕入れに使った5,000円は1年もの間1円の利益も生み出さないのです。
それなら利益は1,000円でも毎月確実に売れる商品を仕入れて、1,000円の利益を12回取れば、1年間で12,000円儲かることになりますよね。
もっと良い方法は、5,000円で仕入れて翌月6,000円で売れたら、こんどは6,000円を仕入れに回すようにして、仕入れ金額を毎月増やしていくことです。
初心者の間は特に、利益よりも回転優先で仕入れることが大切です。
仕入れの際は原則として、1~2ヶ月以内に売れる商品を仕入れましょう。
せどりで売れない原因(2)売れる価格で売っていない
「この商品は1万円で売ろう」と思っても、他の出品者が同じ物(中古品なら同じような状態の物)を8,000円で売っていれば、当然8,000円の方が売れます。
「当たり前でしょ?」と言われそうですが、実際に販売しだすと「売れる価格」よりも「売りたい価格」を優先して、売れるのを待っている販売者は結構いたります。
Amazonでは、価格以外の条件が同じなら基本的には最安値から売れて行きます。
自分よりも安い出品者の商品が売れると、その次に自分の商品が売れる?
いいえ、なかなかそうはいきません。
すぐに他の出品者が価格を下げてきたり、新しい出品者が出現してきます。
「売りたい価格」にこだわりすぎると、なかなか売れないという結果になってしまいます。
<解決策 1.>しっかりとリサーチして仕入れる
原因のひとつに、仕入れ時のリサーチ不足が考えられます。
どういうことかと言うと、リサーチした時はたまたま極端に高い値付けの人が最安値になっていただけで、すぐに他の出品者が安値を付けて相場が戻ってしまうケースです。
せどり初心者だけでなく、経験を積んだ人でもたまにやってしまうミスでもありますね。
仕入れ時にはAmazonの価格だけを見るのではなく、必ずモノレートを確認し、価格相場を調べましょう。
ミスしてしまった時は、あきらめて売れる価格に合わせて売ってしまうのが得策です。
<解決策 2.>相場に合わせてサッサと売る
たとえ仕入れ時にしっかりとリサーチしていても、どんどん相場が下がってしまうことがあります。
人気商品ほど出品者が増えやすく、価格も下がりやすい傾向にあります。
物によってはしばらく待つと価格が上がっていくという場合もありますが、少し経験を積むまでは読みが難しいのも事実。
こんな場合も、基本的には早く売ってしまうのが得策であることに違いはありません。
せどりで売れない原因(3)価格改定していない
Amazonせどりでは、最初に出品した価格のまま放置していてはまず売れません。
▼出品者ページではこのように、同じ商品の出品者が並んでいますね
購入者は一瞬でどの出品者が最安値なのかわかる仕組みなので、常に相場に合わせて価格改定していないと、売りそびれてしまいます。
<解決策>価格改定ツールを導入
価格改定は単に最安値に合わせるということではありません。
- 新品なのか中古品なのか
- FBAを使っているか使っていないか
- どの価格を基準に考えるか など
これらの条件を踏まえて自分なりの価格改定基準を決める必要があります。
価格改定には便利なツールが多数販売されています。
かつてはツールの機能が不十分なものが多かったため手作業で価格改定する出品者も多くいましたが、今では価格改定ツールの機能がアップしています。
かなりの出品者がツールを使って「決められたルールに従って24時間、5分おきの価格改定」といったことを行っているので、手作業でやっていてはライバルに負けてしまいます。
いくらかの経費はかかってきますが、必要経費と考えて価格改定ツールの導入を検討してみてください。
▼価格改定ツールについてはこちらで詳しく解説しています。 |
せどりで売れない原因(4)カートが取れていない(新品商品)
Amazonで新品商品を出品する場合、「カートを取る」ことが非常に重要です。
▼「カートを取る」とはこのような状態のことです。
購入者が商品を検索して出てくる最初のページがこのページです。
ほとんどの購入者はダイレクトにこのページから「カートに入れる」ボタンをクリックして購入するため、売上を上げるにはカートを取ることが必須条件となります。
カートを獲得するには大前提として、大口出品者である必要があります。
さらにカート取得に有利な条件としては、
- 競争力のある価格
- プライムや配送料無料サービス
- 不良率が少ない
- 良い評価の多さ
これらを満たすことです。
2番については、FBAを利用することで解決します。
3番は常に不良を出さないよう注意することです。
4番は多くの取引を重ね、良い評価を増やしていくことです。
そこで問題になるのが、1番の「競争力のある価格」ですね。
<解決策>価格改定ツールを導入
前章でも登場しましたが、ここでも「価格改定ツール」の導入が必要になります。
せどりで商品を売っていくには、価格改定ツールを使って常にカートを取得した状態を保つのが一番の近道だといえます。
価格改定ツールはいろいろありますが、現時点でのおすすめは「マカド」になります。
▼マカドについて詳しくはこちら |
せどりで売れない原因(5)コンディション説明文と写真(中古品)
中古品は新品と違って一点一点のコンディションが違うため、他の出品者との差別化が重要となります。
Amazonで他の出品者と差別化できる価格以外の点といえば、「コンディション説明文」と「商品写真」ですね。(※出品ごとに商品写真が掲載できるのは中古品のみ)
▼このようにコンディション説明文と商品写真以外の条件がほぼ同じな場合、どちらが有利かは明白ですね。
<解決策 1.>コンディションを丁寧に書き込む
中古品の場合はコンディション説明文が価格と同じくらい重要です。
コンディション説明文のポイントとしては、
- 傷や汚れの有無
傷や汚れがある場合は、その場所や程度を詳しく書く - 外箱の有無とその状態
外箱がある場合は、凹みや汚れの有無も書く - 付属品の有無
揃っている場合は「付属品完備」など。不足がある場合はわかりやすく書く。 - 梱包方法
箱が無い場合は特に、緩衝材や代用の箱について書く
例えば綺麗な状態なら「非常に綺麗な状態です!」と、説明文でも強調すると有利です。
また、長すぎる説明文は読んでもらえないので、できる限り簡潔に書くことです。
<解決策 2.>商品撮影を行う
綺麗なら綺麗な状態を、傷や汚れがあるならその部分がわかりやすい写真を撮影しましょう。
Amazonでは商品写真を撮影している出品者は少数なので、とても目立ちます。
出品数が多いと全てを撮影することは無理かも知れません。
しかし出品者が多い商品は、撮影することをおすすめします。
せどりで売れない原因(6)モノレートの見方が悪い
モノレートを見る力が仕入れ力の分かれ道と言われています。
先の章にもあったように、リサーチした時にたまたまAmazonの価格が上がっている商品を仕入れると、すぐに価格が下がって最悪は赤字になります。
また、リサーチした時がたまたま一つ売れた直後だとランキングが上がっていて、人気のある商品と勘違いして仕入れるというミスが起こります。
モノレートの見方が悪いとそのようなミスが重なり、売れない商品ばかりが増えてしまいますね。
<解決策>モノレートを学ぶ
モノレートでは、その商品のランキングや価格、出品者数の推移などがわかります。
大切なのは、リサーチした時の状況だけでなく、3ヶ月や6ヶ月、時には1年の期間に渡ってどの程度の売れ行きの商品なのかを見極めることです。
モノレートについてはこのブログでもかなり詳しく解説した記事があるので、ぜひ参考にしてください。
▼モノレートについて詳しくはこちらの記事で詳しく解説しています。 |
せどりで売れない原因(7)商品点数が少ない
せどりを始めたら、まず最初の目標は商品点数100点です。
100点あれば、在庫を回しつつ利益を取ることができるようになってきます。
リサーチに慣れないうちは仕入れに時間がかかってなかなか商品点数が増えず、売れ行きも少しずつかも知れませんね。
しかし、コツさえつかめば仕入れスピードも速くなってきますよ。
<解決策>仕入れツールを使う
せどりを始めて最初のうちはやはり手作業で仕入れることをおすすめしますが、本業がある方など、なかなか時間の取れない方もいらっしゃると思います。
仕入れを加速させるには、仕入れツールを使うという方法があります。
仕入れツールも少し前までは使えないものが多かったのですが、最近はおすすめできるツールが増えてきました。
このブログでもいくつか紹介しているので参考にしてみてくださいね。
せどりで売れない原因(8)売れる時期ではない
一年単位で考えると、よく売れるのは夏と冬のボーナス時期です。
その反面、年末年始にお金を使った後の2月や、お盆で買い物客が減る8月あたりは売上が下がりがち。
月単位で考えると、給料の出る25日以降から月初めは売れやすく、給料前は売れにくい。
リアル店舗と同じような流れですね。
<解決策>季節で売れるものを考える
確かに8月は売れにくい時期ですが、夏ならではの商品もありますね。
例えば”ひんやりグッズ”などです。
また、2月にはバレンタインデーがあります。
これらのように、売れる時期が決まっている商品を早めに仕入れておいて、時期を逃さず販売するといった手法もありですよ。
但し、仕入れ過ぎると過剰在庫になってしまいます。
仕入れの加減はやはり経験ということになりますが、少しずつ挑戦してみるのも良いと思います。
まとめ
今回は「せどりでなかなか売れない8つの原因と解決策」ということで解説しましたが、参考になりましたでしょうか?
ポイントを以下にまとめました。
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以上になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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